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涼介Side






コンサートも終盤に近付いていた。

俺がAにあげたチケットはスタンドの最前。今回は外周もあったりする。










大貴「おい、Aちゃんお前のうちわ、ちゃんと持ってんじゃん。」











大ちゃんがこそっと俺に話し掛けてきた。

多分、天音がAに無理矢理渡したんだろうけどそれでも、知念じゃなくて、俺のうちわを握ってくれてるのが嬉しくて。

そんな姿が可愛い、そう思った。











涼介「ちょっと行って来る。」










今は外周を走ったりする曲だったから、俺はAの近くに行った。













涼介「…(すげえ、可愛いよ。来てくれてありがとな。)」









A「っ…!」










Aにしかなんて言ってるか、分からないように口パクで伝え、握手をする振りでそっと手を握る。

周りに俺のファンはたくさんいたけど、Aしか視界に映らなかった。

天音は隣で’きゃー♡’なんて騒いでるし。













まだこいつのことが、好きなのか、分からない。

だけど確実にAに心が揺らいでるのは、事実。










侑李「…珍しいね、涼介からファンサなんて。」










Aから離れたあと、知念に言われた。

俺もファンサくらいはするよ、Aにしたことは滅多にしないけど。












侑李「…でも僕、諦めないから。」













そう言って定位置に着いた知念。

俺も、取られたくないと、思ったんだ。















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第13章「あなたの隣。」→←.



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みーちゃ(プロフ) - ゆりこさん» コメントありがとうございます♡そう言ってもらえて嬉しいです♡更新頑張るのでよろしくお願いします! (2022年6月10日 7時) (レス) id: d753cb75e7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりこ(プロフ) - お疲れ様です!いつもニヤニヤしながら見て楽しんでます♡応援してます! (2022年6月9日 22時) (レス) @page4 id: 959ce854d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーちゃ | 作成日時:2022年6月9日 21時

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