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Shige side ページ2

A先輩が会議室を飛び出すようにして出て行った後。

俺はその場に立ち尽くしていた。

歩き出すことも、座り込むこともできずに。



俺の泣きそうになった顔を見た瞬間、同じように今にも泣き出しそうな顔で。

瞳に涙を溜めて。




そのまま走って出て行ってしまったA先輩の姿が頭から離れんくて…。


呆然とする。




その時、ガチャリ、と会議室の扉が遠慮がちに開かれた。




重岡「Aせんぱ、、、」




完全にうぬぼれやった。

A先輩が戻ってきてくれたと思たら、そこに立っていたのは、奈々ちゃんで。



奈々「重岡さん…」


奈々ちゃんは俺にギュッと抱きついてきた。


奈々「私のこと好きになってください…」




重岡「…へ……」



奈々「Aさんは結婚するんです!有岡さんと結婚するんですよ!」


奈々ちゃんはそう言いながら、俺の首元に腕を巻きつけ、唇を押し付けてきた。



重岡「、っ、ちょ、」



俺は奈々ちゃんの肩をぐいっと押しやる。


奈々ちゃんは、キッと俺を睨むように見上げた。



奈々「……重岡さん、まさか私のこと一夜限りの過ちだなんて言わないですよね?」



重岡「え、いや、あの、……」




奈々「じゃあ、彼氏になってくれますよね」


重岡「え…いや、それは、」



奈々「……やるだけやって、ポイするんですか」




奈々ちゃんは相変わらず俺をジッと見据えたままで。

その強すぎる目力から、俺は自分の視線をそらすことが出来ひんかった。





奈々「重岡さん、私と付き合ってください。」




重岡「え、いやちょ、まって」



奈々「今はAさんのこと好きでもいいから!!私、きっと忘れさせてみせますから!!私と付き合ってください!!」


奈々ちゃんは涙を流しながらそう言った。

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設定タグ:重岡大毅 , 小瀧望 , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
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まいまい(プロフ) - 続きとても気になります。更新して下さると嬉しいです! (2019年5月16日 21時) (レス) id: 882b6c2c77 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - totoko43さん» わわわぁ!!ありがとうございます…泣。この作品は私的には失敗作かなと思ってまして消そうかと考えていたのですが……そう言って頂けるととても嬉しいです。ちょっと修正等かけて続編書こうかなと勇気でてきました!嬉しいコメント、ありがとうございます! (2019年5月15日 13時) (レス) id: d8c478152b (このIDを非表示/違反報告)
totoko43(プロフ) - はじめまして!こちらの作品とても好きなので、最後まで読めたら嬉しいなぁと勝手ながら思っています。今更新中の作品の方も楽しく読ませていただいてます(*^^*)これからも応援しています!! (2019年5月13日 16時) (レス) id: d893b662b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏海 | 作成日時:2019年4月15日 2時

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