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藤井「いや、俺、Aちゃんと話してるだけやん。別に望の邪魔してないで」
小瀧「邪魔してる。」
藤井「ふうん……まあ、ええけど。」
そう言うと、藤井くんはしげや神山くんが座っているテレビの前のソファに座った。
その姿を私は呆然と見送る。
小瀧「もう、なんか、もう、嫌や。」
A「え？」
のんちゃんの方に向くと、相変わらずのんちゃんの視線は手元に集中したままで。
だけど、手の動きをストップすると、ゆっくりと私に向いた。
小瀧「俺、密着終了まで返事待つ言うたけど……待てるか分からへん。」
のんちゃんの目が、ジッと私を見据える。
何も言えずにのんちゃんを見返すしかできなかった私から目をそらすと、のんちゃんはまた手を動かし始めた。
小瀧「ごめん…気にせんといて」
A「う、うん…」
重岡「おお！すげえ！カッフェの朝食みたいやな！！」
神山「しげ、カフェを言えてないで」
重岡「わざとに決まっとるやろ！わざと！」
朝食をテーブルに並べると、しげと神ちゃんが2人でワイワイ喋り始めた。
その和やかな雰囲気に心温まっていたけれど、明らかに藤井くんとのんちゃんはお互いを無視している感じで。
おそらく、しげと神ちゃんもその雰囲気には気が付いてた。
神ちゃんとしげがその場をなんとか盛り上げながら、朝食が終わって。
「洗い物は俺たちが〜」って神ちゃんが言い出してくれて、しげと神ちゃんと藤井くんが洗い物をしてくれてた。
A「のんちゃん、ごちそうさま。美味しかった」
小瀧「ああ、おん。ほんまは朝もゆっくり2人で過ごしたかったんにー！！あいつら……ほんま…」
A「あはは、いいじゃない。みんなのんちゃんのこと大好きなんだよ」
ソファで隣に座っているのんちゃんの距離がやけに近くて。
その近い距離のまま、のんちゃんは私をジッと見つめた。
小瀧「………なんも分かってへんな」
A「なにが？」
小瀧「別にあいつら、俺に会いに来たとちゃうわ」
A「ん？」
小瀧「ああ、いい！なんでもない。」
のんちゃんはそう言うと、後ろを振り向いて洗い物をしてる３人に目を向けた。
私もつられてそちらに向く。
３人は何かワイワイ楽しそうに言い合いながら、洗い物をしてた。
ふふふ、楽しそうだなー。
視線を感じてのんちゃんに向くと、バチリと目が合う。
何も言わずに、切なそうに眉を寄せてのんちゃんは小さくため息をついた。
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JWJUMP(プロフ) - 続きがみたいです！更新お願いします！ (2019年8月28日 21時) (
レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - 更新お願いします！！続きがすごく気になる、、 (2019年8月11日 12時) (レス) id: 61cadefdc0 (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - 更新頑張ってください (2019年8月3日 23時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅろ - 作者様の書き方がとても上手くて作品に惚れてしまいました！これからも作者様のペースで更新頑張って下さい、応援しています！ (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7922eae3f5 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - いつも楽しみに拝見してます。毎回ドキドキニヤニヤしてます。これからの展開がどうなるんでしょうか？私は紫ジャスミンなので…そっちを願います。これからも更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年6月11日 11時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏海 | 作成日時：2019年5月19日 5時
