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Monday 現代文 ページ2

*


今日も来る。
月曜日は決まって現代文。
担当は山田涼介先生。
今日は分からないところを聞けるようにしておけ
って言われていたから聞けるようにはしておいたけれど。


<ピンポーン


部屋を出て階段を降りずに下の玄関を覗くと
先生とお母さんが話してる。



母「じゃあ今日も宜しくお願いしますね。」

涼介「はい、お任せください。」



笑顔でそう言うと涼介先生は階段を上がってくる。
二階には私の部屋。
父と母は夜遅くまで帰ってこない。
父は先生が来るよりも先に出て行き、
母は山田先生との話が終わるとすぐに家から出て行った。



涼介「はぁ〜疲れた。Aん家すごく遠い〜。」



そう言いながらさっきまで綺麗に着ていたスーツを
荒く脱ぐ。
下の名前で呼び捨てにされるのももう慣れてしまった。



「ごめんね、先生。毎週来てもらっちゃって…」



早く始めて早く終わしたくて私は机と向かい合った。
すると、突然先生は私の首に手を回してきた。



涼介「ごめんなさい…だろ?」

「はい、ごめんなさい…」



これが涼介先生の本当の顔。
"イケメンで優しくて教え方がわかりやすい"
それは私の親や友達、ご近所さんたちの前での話。
"イケメンで俺様なドSなのに教え方がわかりやすい"
これが涼介先生の私に見せる素顔。
そう思った瞬間、
私は手を強く引かれベッドに押し倒される。



涼介「あれ?聞こえないよ?
もっと大きい声で言わなきゃ…。」

「やっ…やめてください!/////
こんなことしてたら…クビになっちゃいますよ?!」



言いかけると強引に唇を奪われる。



「っ…////」



涼介先生の気が済むと、
肌に息がかかる程度の距離で先生は決まってこう言う。



涼介「悪い。今日も魔が射した。」



そして私も決まってこう言う。



「大丈夫です…///」



心の中は全然大丈夫なんかじゃない。
さっきから鼓動が高鳴っていてうるさいくらい。
恋愛は未経験ではないがこんなに熱い思いをしたのは
初めてだった。
そして、いつもの指定位置に座ると笑顔で先生は言う。



涼介「じゃあ始めるぞ。分からないところ。」

「あ、はいっ…//ここ…です。」

涼介「え?ここ前やらなかったか?」

「え、やってないです。」

涼介「はいはい…じゃあやろうな。これは〇〇が…」



一度は面倒くさがるけれどちゃんと優しく教えてくれる。



────来週の月曜はなに聞こうかな…。



この先生に頼んでから
私の現代文の成績が不思議と上がっていった。


*

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 家庭教師 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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伊野尾慧音@テスト勉強のため低浮上(プロフ) - この作品すごくおもしろいです!!これからも更新頑張ってください!! (2016年11月14日 15時) (携帯から) (レス) id: 7ac9bc2836 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/  
作成日時:2016年11月12日 14時

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