君と出会ったあの日から?【神代 類】

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司side



次の日の放課後、練習の時間を少し遅らせて類の行先について言ってるが…





司「おい、類。本当にこの先にいるのか？この先は、使われていないような空き教室しかないぞ？」

類「あぁ、ちゃんといるよ。」





今俺たちがいるのは、使われていない教室が集まっている一番端の校舎。
類には悪いが、こいつが連れてくる奴は、信用できない。

4人目のメンバーにロボット使いを連れてくるような奴だ。

今回もどんな奴かわからん。



しばらく歩いて音楽室の近くまで来ると、綺麗な歌声とピアノが聞こえてきた。

どこかで聞いたことのある声だった。

もしかして…





司「雪下A…か？」





類は、ご名答、といいたそうにニヤッと笑った。


雪下は去年同じクラスだった。

あまり話したことはないし、そんな目立つ存在でもなかったように感じる。





類「司君、"ゆきねこ"というボカロpを知っているかい？」

司「え、あぁ、もちろんだ。咲希に進められて聞いたことがあるし、動画サイトのおすすめにもよく出てくるからな！」

類「それが彼女だよ。」


司「……は、はぁ！？」





驚きで思わず叫んでしまう。


ゆきねこPの曲は、咲希が入院しているときに咲希を支えてくれていた。

そこから、咲希がよく曲を聞いていたからなんとなく知っているが…





司「雪下が…ゆきねこP」

類「彼女は聞いてる感じ歌もうまいし、曲も作れる。もし、僕たちの仲間になれば心強いと思うのだけど…」





類は、もう答えが分かっているかのように笑っていた。





司「あぁ、雪下を我々の仲間に！勧誘しにいくぞ！」





俺は音楽室のドアを開けた。

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