君と出会ったあの日から?【神代 類】

本番当日。 ページ18

貴方side




貴「ワンダーステージでショーやります。よろしくお願いします。」





とても晴れ晴れとした天気の今日、私は入ってすぐのところでビラ配りをしていた。


着ぐるみさんは出番があるし、曲の再生やスポットライトなど、裏方の仕事もあるらしく、今回は私がビラ配りをしていた。

あまり声を出すのも得意ではないし、好きではないため、乗り気ではなかったが、案外どんな人でも受け取ってくれるため、ちょっと嬉しい。





貴「ワンダーステージでショーやります。よかったら。」

？「は、はい！ありがとうございます！」





笑顔を作り、眼鏡をかけたおさげの女の子に声をかけるととてもうれしそうに受け取ってくれた。

見た感じ高校生っぽい。

かわいい子だなぁ、なんて思いながら時間ぎりぎりまで配っていった。









公園も開始したであり時間にビラ配りも切り上げ、ワンダーステージに戻る。


今回私はそれが終わったら、客席で見ていてほしいと言われていた。


あまり練習に来ていなかったため、ショーをあまり見ていないだろうということと、率直な感想を客目線から聞かせてほしいということだった。



それときっと…神代くんとの”賭け”も関係しているのではないかとも思う。

成功を私の目でしっかり見させて続けたいと思わせる、といったところだろう。


そういうことも関係なしに見ても、このショーの完成度は私が思っていた以上に上がっている。


前の方を見ると子供たちも大はしゃぎしながら見ていた。





「わぁ、すっげー！」

「かっけーよな、」

「おれ、音楽も好き！」





最後の言葉になんか胸が温かくなる。


ここでショーを続ければ楽しいのかもしれない。

本当に私を救ってくれるのかもしれない。


途中からそんなことを考えてしまっていた。










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お久しぶりです！

ほんとに久しぶりの更新になりました。


少しずつですがまた進めていこうと思います！



あとあと、お気に入り登録者様も百人越え！

ほんとに感謝です(´;ω;｀)


もうすこししたら、彰人君との出会いのお話も書きたいなぁ、なんて思っています。

(前に”百人超えたら番外編かきます”って書いた部分が消えてしまってどこかで告知しようと思っている間に超えてしまっていたので…笑)



これからもよろしくお願いします。m(_ _"m)

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