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Aside
七海「…大丈夫ですか。(うわ、血だらけ…。)」
『あ、ナナミンだ〜。』
七海「(ナナミン…。)」
顰めっ面をしたナナミンのご登場。
帰りの遅い私を心配した補助監督さんが呼んだんだろう。
私はナナミンのプライベートに触れる前に素早くイヤホンを付ける。
『…ねぇナナミン。』
七海「なんですか。」
私を背負おうとするナナミンを止め、自力でどうにか起き上がる。
『呪術師って本当にクソだよね。
今ならナナミンと何時間でも語れるわ。』
七海「その前にAさんは治療受けて休んでください。」
『ヤダ。』
べっ と舌を出して否定する。
『また私が休んでる間に大切な人を失いたくないからね。』
七海「でも、無理はいけませんよ。」
『無理させて?
私は切り替えが出来ないんだよ。
だから、違うことで思考を埋め尽くさなくちゃ。』
補助監督さんの元に戻ろうと1歩踏み出すと、膝がかくんっと折れてその場に崩れ落ちそうになる。
のを、ナナミンが支えてくれた。
『ごめんなさい、気が緩んでた。』
七海「私が車まで運びます。」
『スーツ汚れる。』
七海「どうでもいいです。
今はAさんの怪我の方が深刻なので。」
足、震えてましたよ。
そう言って軽々とお姫様抱っこされる。
『イケメンかよ…。』
七海「…どうも。」
ナナミンの胸板に顔を埋め、そのまま意識を飛ばした。
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夜兎ちゃんだお☆ - よっし!!土日に書き上げれるか怪しいですが、頑張りますw (2021年2月5日 17時) (レス) id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - 夜兎ちゃんだお☆さん» えっいいんですか!!?ぜひお願いします〜!!!!! (2021年2月4日 21時) (レス) id: b593b59f36 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎ちゃんだお☆ - 夢主ちゃんのイラストが描きたいっ!!!ということで書いても宜しいでしょうか? (2021年2月4日 21時) (レス) id: 34cc6e23be (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - Tyinaさん» でた〜wある意味神回のあれですねww了解です! (2021年1月28日 22時) (レス) id: b593b59f36 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - こんばんは!いつも楽しく見させてもらっています。じゅじゅさんぽの例のスカートをやって欲しいです。あの時の棘君がとても可愛く、高校生感が出ていて一番好きな回なので……。お願いします!!……あれ?五条先生……28……まぁ、いいっか笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴香 | 作成日時:2020年12月6日 0時