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静岡に寄ったはいいものの、任務地は富士山のふもとだった。

「なんっで富士山なんだよ!!」
「知らねー。呪霊に聞けよ」
「聞けるもんなら聞いてるわボケ!!」

くそ長い山道を運転し、あいつら2人を下ろして硝子と車で待つ。

「はぁ…………あいつらの前で硝子に話をもちかけたのが失敗だった…………」
「でも自習の時ぐらいしか私とA、会う機会ないじゃん」
「そうだなぁ…………」

はぁ、とでかいため息をつく私の背中を硝子は撫でる。
お前だけが私の味方だよ、硝子……。
あの2人はすぐに任務を片して帰ってきた。

「次、京都シクヨロ〜」
「助かるよ、A」

何がシクヨロ〜だボケ!!!
任務は傑だけでもよかっただろ!!
私は盛大な舌打ちをかまし、車を発進させた。

「京都に来たからには先輩に挨拶しに行かないとだよなぁ〜」

任務とは別で京都では観光もした。抹茶スイーツが美味かったから許そう。

そして京都を発つ前に高専の京都校に行きたいと言われて、向かっている最中である。
なぜ私がその言うことに従っているのかと言うと、京都校の方にお偉いさんがわんさかいるという話を聞いたからだ。太客狩りに熱が入る。

「うったひめ〜可愛い後輩が来てやったぞぉ〜」
「げっ、五条……」

京都校に着いて、その女子を見かけた悟はウザ絡みをしに行っていた。
めちゃくちゃ嫌そうな顔してんな。被害者のニオイがプンプンする。

「歌姫先輩、おひさー」
「硝子っ……!」

硝子が救いなのはこっちの女子も一緒のようだ。泣いて喜んでいる。

「…………そちらの人は?」
「あぁ、私は遊馬A。今はクソガキの保護者だ」
「お前に保護者が務まるかよ」
「クソガキ相手なら務まるんじゃボケ」

ずんずんとキレながら歩いてきた悟を避けて歌姫と呼ばれた女子に近づく。

「歌姫?って言ったか。お偉いさんがどこにいるか知ってるか?」
「えっ?」
「ほら、樹木会?緑を守ろうの会?のお偉いさんだよ」
「えっ…………」
「何言ってんのお前」

とにかくお偉いさんなんだよ……!!

「ほら……君達の……上のお偉いさん。普段どこら辺に出没するんだ?」
「えっ、と…………知らないです……」

マジかぁ〜と私は頭を抱える。
だがそんなことで私はめげないぞ……!

「……わかった。用が出来た。お前らはそこで親交深めとけ〜」

手をひらひらと降って私は京都校とやらの内部に入った。
悟が騒いでる声がするが、あとは任せたぞ、傑、女子達。

得られるもんは黙って享受(五条)→←旅行計画にエラーはつきもの



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フルーツパンチ侍(プロフ) - mooさん» ありがとうございます(^ ^) ふらつきシリーズも、もう次の6作目まで。終わる終わる詐欺はしないので(きっと)、やっと脱稿して私も多分チーズ蒸しパンになれます(˘ ˘) (2023年9月24日 2時) (レス) id: 7959978e00 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 面白かったです! (2023年9月22日 0時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フルーツパンチ侍 | 作成日時:2023年8月29日 19時

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