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Aside



飛ぶと言っても風で体を持ち上げて浮遊してるだけ。

感覚で言うと風使ってサーフィンしてるみたいな。

…サーフィンしたことないけど。


まぁ要するに、飛べるから道とか速度とか気にせずに現地へ向かえることにより緊急の時はうちが派遣されることが多い。

今までにも何度かあったし、1級も何度か倒したことがある。

特級も1人で祓えはしなかったけれど誰かと一緒ならどうにか、というレベル。


2級術師なんていうのは建前。

なんで1級とかに上がれんかは知らん。

だから、五条が心配する程のことでもない。


…あ、お遊びと単純な攻撃みたいな感じでしか術式使えないから2級のままなのか()



『…お、いたいた。』



呪力を頼りに近づけば、1級呪霊発見。

見つかる前に、刃のように鋭くした風で呪霊を刻み、祓う。

祓い終わると、呪霊がいた位置に降り目を閉じる。

風に微弱な音も乗せてうちに来るように吹かせ、全ての音を聞き分ける。



『(…うん、呼吸音なし。被害者ゼロ。)』



それだけ確認すると、また高専まで飛んで帰った。

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作者名:鈴香 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/11241/  
作成日時:2021年1月22日 9時

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