【呪術廻戦】どうにでもなれ【伏黒恵】

5.吃驚 ページ6

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「A....ねむい」




そう言ったのとほぼ同時に私の肩にズシりと何かが乗っかった重みを感じた。









ん？？？？？？









その正体はもちろん隣に座っていた恵で....

みんなビックリしてる、そりゃそうだ、私もビックリしてるんだから。





『え、ちょっと、め、恵？？どうしたの？？？？』






私は寄り掛かられている方と反対の手で軽く揺するとその手を掴まれて、少し顔を上げた恵と至近距離で目が合う。









「.....ん、かわいい」






見た事ないようなへなっとした笑顔でそう言って恵はまた私の肩に寄り掛かって目を閉じた。






『.....っ』





ぼっと火が出そうな程、顔が熱くなる。


いやそりゃそうでしょ、男子(イケメン)に突然かわいいって言われて照れないやつなんている？？？









それに.....付き合ってる彼氏だったら尚更。








そう、私と恵は付き合ってる。

みんなには言ってないけど....








絶対これでバレた、あー確定。

いや別に隠してた訳じゃないんだけど、わざわざ言うのもなんか、ねぇ...





というか色々キャパオーバーでどこから突っ込んで良いのか分からない。





そもそも君、いつも私のこと呼ぶ時お前か苗字じゃん。
なんで突然名前で呼んだ？？？？




しかもかわいいとか...！！
人前どころか二人の時でも言ってくれたことあったっけ？ってレベルなんですけど！





まだまだ言いたいことはいっぱいあったし、もう頭の中がハテナマークでいっぱいだった。



当の本人はというと私の肩でスースーと気持ちよさそうに寝息を立てている。





この野郎、説明責任はお前にあるだろ。
というか私にも説明してくれ今の状況を！！！
この沈黙が辛いんだよ！特に正面二人！！！



悠仁は手で顔を覆って驚いてるし、野薔薇に至っては口をパクパクさせて固まっちゃってるし....




「あ、」





沈黙を破ったのは五条先生だった。









「これ、恵が飲んでたの、ウーロンハイだ」

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