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6話 ページ8

「A先生って特級なれるくらい強いんだろ?」

「いやなれんよ」

突然何を言い出すんだね虎杖君?

と言えば、

「突然あんたが何になってんのよ」

と野薔薇ちゃんに突っ込まれた。
きみ、しんらつ。

「どうして急にやめたんですか?」

「……あのさ、
私のことなんでそんなに知ってんの?」

「学校内で結構噂になってんだよ、
先生のこと」

「きゃーわたしもてる〜」

こほん。

「私はねぇ、自分に価値が欲しかったのよ。
そのためにやめた。」

「じゃあなんで帰ってきたのよ」

「………………
なんかさぁ、私ってほら、優秀じゃん?」

あぁそんな目で見ないで……

「勤務先に……………………」

上層部が圧力かけて。

なんて適当にでっち上げようとして、やめた。

こんな未来ある、
まだ眩しい眩しい若者たちに、
呪術界の闇を教える必要なんてないな、と。

「やっぱり私は
ポンコツだからなんにも出来なくて、
なんにもなせなかったから
ノコノコ帰ってきたんだよ」

「先生……」

「自分で優秀とか言ってるからよ……」

思ったよりも優しめの彼らなりの慰めの言葉に、
少し心が暖かくなる。

さすが五条さん選りすぐりってことかぁ。

彼は上層部全部すげ替えるだなんて
訳の分からん使命で教師をしている。

逆に夏油君は非術師全員ぶっころ!
とか言ってるし。

変なやつしかおらんな私の同期。

硝子だけだよまともなのは……
まぁあいつの感覚も
よくわからんっちゃ分からんが。

「いい子だなぁ君たち〜!!!
お姉さんがアイス奢ってあげよう」

「焼肉にしましょ」

「おいコラ生徒の分際で!」

五条さんとおんなじ職場とか絶対無理断固拒否!
だったけど。
……ま、いっか。

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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます!!とても励みになります!これからも是非ともよろしくお願い致します! (2020年5月25日 16時) (レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!!全てが好きです!!更新頑張れぇぇぇぇぇ!!!!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よく骨を折る田中 | 作成日時:2020年5月23日 18時

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