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37話 ページ39

「「「「「はぁー」」」」」




数刻前。

虎杖悠仁を始めとする1年生、
それから禪院真希を始めとする2年生は、
昨晩探し続けた催馬楽Aが
高専に帰ってきたと聞いて、
慌てて医務室に駆け込んだ。

顔色は真っ青、
疲労困憊といった様子でベッドで眠る姿に、
とりあえず命に別状はなくてよかった
と胸をなでおろした。



「夏油が?」

「ご丁寧に全部送られてきたよ」

どうやら3人の知り合いらしい男について、
教師陣は話をしている。



「A先生ってさ、
別に五条先生のこと嫌いなわけじゃねぇよな」

と、虎杖悠仁。

「むしろ好意的じゃない?
口は悪いけど」

釘崎野薔薇。

「まさか?」

伏黒恵。

「酷い目にあったんだよな」

「すじこ」

「この状況……」

パンダ。狗巻棘。禪院真希。

『A先生のデレと、
五条先生のデレが見える……????』

6人は目を合わせてその時を待つ。

正直五条悟のデレは
催馬楽Aが居ない時に常にみている
(漏れてる)ので今更興味は無いのだが。

『五条さん……っ!』

『催馬楽』

ぎゅー、みたいなのが見たい!!!!

高専生はそういう話に飢えていた。

そして五条悟もわんちゃんあると、
そう、思っていた。

なのに。



「ん……ぅ」

キタ!!!

皆目を輝かせてその時を見守る。

「ごじょ……さ……」

「ん?」

らしくもなく優しい五条のその声音に、
全員の期待がピークに達した時。

「夏油くんっ、て……
硝子と、つきあって、なかったん、すか……」




と、ここで冒頭に戻る。

「甘さの欠片もねぇ……」

「「「流石すぎる……」」」

生徒たちは思わず声をこぼして、それで。
ちらりと五条の顔を盗み見る。



あの時の先生
地球が終わるって言われた時の顔してた。

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ワイヤー女 - 新さん» ありがとうございます!!とても励みになります!これからも是非ともよろしくお願い致します! (2020年5月25日 16時) (レス) id: cedc192f36 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ好きです!!全てが好きです!!更新頑張れぇぇぇぇぇ!!!!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よく骨を折る田中 | 作成日時:2020年5月23日 18時

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