本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ35)

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俺が淡々と前を進んでいくと、後ろではエディとレイの驚く声とザックの声が聞こえた。

俺は自分があまりにも早足で歩いていたことに気づき、扉の前で三人が来るまで待つ。三人はすぐにやってきたので、俺は扉を開けた。

中に入ると、今までより、どう見ても危ない部屋だった。

キャシー『はぁい！ようこそ！よくまぁ、ここまでこれました！

見ての通り、ここは落ちたらブッスブスになって死んじゃいまーす！

とは言っても、大したことないの。ただ、道が二つあるだけ

そう、行き着く先もちょっとした違いがあるだけ……どっちを選んでもかまわないわ！

まぁ、別に、この先も断罪があるんだけど……ね？

でも、どうしようかしら？何せ、あなた達は四人いるのよねぇ

あぁ！そうだったわ！実はあなた達がいるところのちょうど中央にはしごで下りられる場所があるでしょ？そこにもう一つ、二人でできる部屋を用意したの！

全員出てくる部屋は同じだから安心してね？

それで、そっちに……そうね。レイチェルとザックの二人が行ってちょうだい！二人がそっちに着いたらその部屋の説明をしてあげる』

俺が二人を見ると、ザックは舌打ちをしていて、レイは俺のことを見ていた。

キャシー『早くしてね？そうしないと進めないんだから』

ザック「…行けばいいんだろ、行けば。おい、レイ！行くぞ！」

レイ「……うん」

エディ「レイチェル頑張ってね！」

レイ「エディもね」

レイ達ははしごを下りていった。

キャシー『とりあえず、この部屋の説明の続きをするわね

この部屋じゃ二人とも同じ道は通れない。だから二人とも片方の扉からしか出られないわ

うふふ、だからがんばってね！どちらが先に断罪されるか待ってるわ！』