本物の怪物【殺戮の天使】 (ページ4)

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episode3 ページ4

何故？何故歩いていたかを答えないといけないということか。

レイは少し体を震わせている。何があったかは俺は知らない。離れていたからな。

レイ｢人が死ぬところ、……___殺されるところを見たから………目の前で……だから、カウンセリングに連れてこられた………｣

ルシ｢………施設から抜け出して、道を隠れながら逃げていたからだ｣

レイを安心させるために、頭に手を置く。そうすると、ビックリしたらしく、俺を見上げた。その後は少し安心したような顔をしていた。

“今後どうしたいですか？”

レイ｢………早くここからお兄ちゃんと一緒に出たい。お父さんとお母さんに会いたい………｣

ルシ｢………レイと一緒に出ること。その後は状況で見極める｣

そう言い終わると隣で何かが開く音がした。急いで見に行くと、先程まで閉まっていたドアが開いていた。

先にはエレベーターがあった。エレベーターは上りしかない。ということは、地下にいるということ。

何故こんな地下に俺達が………。

エレベーターに乗った瞬間に、放送が響いた。

『_____最下層の彼女と彼は生け贄になりました

_____皆さま、各フロアにてご準備を』