episode20 ページ21
部屋を出ると、ゲートが開いていたので、そちらへと進んだ。
そこには、壁一面に絵が描かれていた。恐らく、手書き。
『壁の絵、ご覧になったかしら?
今からあなた達には、こーんな素敵な刑罰が用意されているの!
ステキでしょう?』
……ただの落書きかと思っていたが、あれ、刑罰の内容なのか?
まっっっったく内容がわからない。分かるとすれば注射器を使うところがあるということのみ。
ザック「あんなへたくそな絵で、ステキもクソもあるかよ!」
『あらやだ!一生懸命描いたのよ?まぁ、いいわ、そんなこと
__それより、ここであなた達にちょっとした選択肢をあげる!』
ザック「あ?なんだよ」
『断罪の方法にも色々あるのよ?
__ずっと牢獄に入るのはどうかしら?ゆっくりと己の罪を…』
ルシ「え、入る可能性があると思ってる神経が凄いと思う」←
エディ「あれ、もしかしてルシファーって結構言うタイプ?」
レイ「……お兄ちゃんは結構言うタイプ」
『だって、左に進むとたくさんのつらーい刑罰が待っているのよ?
でも……目の前の鉄格子の奥には、牢獄でのステキな飼い殺し生活が待ってるの!
__ねぇ、どうする?』
ザック「さっきルシファーが言ってたけどな、そんなん、誰が好きこのんで入るかよ!入る可能性があると思ってる時点で間違ってんだよ!」
『………そう。牢獄に入りたいときはいつでも言ってね!』
いや、地上に出たいのに牢獄に入りたいなんて言うわけがない。
俺達は左側にある扉の中へと入った。そこに広がっていたのは、複数の椅子に座っている人形と中央のどう見ても怪しい椅子。
さっきの壁の絵を思い出すと、どう見てもあの椅子は電気椅子だ。レイ達が周りを探索し始めたくらいに、俺はその電気椅子に腰を下ろした。
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わんわん(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます!無理せず更新頑張ってくださいね (2020年5月6日 22時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅鵺 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年5月15日 17時