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雅｢ふぁー、気持ちよかった！｣
｢ふふ、これどうぞ｣
タオルで頭をゴシゴシ拭きながらリビングに入ってきた雅紀。
淹れたばかりのミルクティーを机に置くと
｢お、やった〜ありがと｣って嬉しそうに椅子に座った。
雅｢あちっ｣
｢あ、ちゃんと冷まさないと！｣
雅｢でも美味っ｣
｢もう、(笑)｣
拭きっぱなしの髪の毛は色んな方向に逆立ってるし
何回言っても熱いものを口で冷ます回数が甘いから
毎回舌を火傷してるの。
普段は別にそんなことないのに意外とそういう所はせっかちで
そしてそのせっかちの先には大体何かハプニングがあるから
面白いって言ったら怒られるかもしれないけど
見てて飽きないなっていつも思う。
雅｢そう言えば今日、夜勤だった？｣
｢あ、ううん、日勤だったんだけど…ちょっとね…｣
雅｢…ん？｣
不思議そうに眉を上げて見つめる雅紀から
少しずつ目を逸らして苦笑いすると
｢なになに、どした？？｣ってカップを置いて前のめりになるから
少しの間の後ため息混じりに、お父さんのぎっくり腰のことを話した。
雅｢え、ほんとに？大丈夫なのお父さん！｣
｢うん、まぁ日常生活送る分には全然問題無さそうなんだけど…仕事出来ないから精神面がね…｣
雅｢あー…Aんちのお父さんいつも元気だしね｣
｢そうなの｣
つらいなぁってまるで自分のことみたいに苦しい顔をするから
なんだかそれだけでお父さんの気持ちも少し救われるんじゃないかって
そんな気がした。
雅｢今度飲みましょってメールしとくわ(笑)｣
｢メル友だもんね(笑)｣
以前一度だけ雅紀をウチに連れて行ったことがあって。
その1回だけでお母さんともお父さんとも仲良くなって知らない間に連絡先まで交換してるんだから
雅紀の人当たりの良さっていうか、すぐ人と打ち解けられるところ
本当にすごいと思う。
大学2年の春。
当時まだめちゃくちゃ人見知りだった私は女子ばかりの看護学部で安心しきっていて、男の人と話すのも高校以来ってぐらい全然男の人に慣れてなかった。
そんな時出会ったのが雅紀で。
友達に無理やり連れて行かれたいわゆる合コンってやつで
最初から最後まで萎縮しきってた私に構わず話しかけてくれて
その持ち前の明るさと天然さのおかげで自分でもビックリするくらい心を開くことが出来た。
雅紀の柔らかい雰囲気はあの頃から本当に
全然変わってない。
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和(プロフ) - (名前りんさん» りんｻﾝ、コメントありがとうございます！(*´ω`*)うわぁ、前作から…嬉しいです。有難いです。(´；ω；`)こちらも、前作に負けないくらい切なくするつもりなので(笑)、引き続き楽しんで頂けると嬉しいです！更新頑張ります(^^) (2020年4月24日 19時) (
レス) id: 1efda7f877 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - ひろこさん» ひろこさん、コメントありがとうございます(^^)わーい、めちゃくちゃ嬉しいです！甘酸っぱい青春…私も大好物です(笑)そんな青春を思い出して貰えるようなお話にしたいと思うので、また是非よろしくお願いします(*´ω`*人) (2020年4月24日 19時) (レス) id: 1efda7f877 (このIDを非表示/違反報告)
(名前りん(プロフ) - 新作も前作に引き続き大好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: c02e8af171 (このIDを非表示/違反報告)
ひろこ(プロフ) - この甘酸っぱい感じ。大好物です！和さんの作品、大好き！ (2020年3月28日 8時) (レス) id: 7819f221c3 (このIDを非表示/違反報告)
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