西村先輩！振り向いて？

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斗亜side




買い物からの帰り道。



偶々Aを見かけた。






めちゃめちゃ笑顔のA。


隣りにいるのは西村くん。






無理ないか


　


拓「じゃあ、今日はありがとぉね！」



『はい！ありがとうございました！』




拓「次会うときはさ、敬語やめぇ」



『いいんですか？！』



拓「おん！じゃあ、またね」




『はい！また！(笑)』






驚いた。





あんなにも打ち解けていることに。









西村くんのあんなに笑顔なとこも見たことがなかったし、Aも斗亜たちといるよりもなんとなく





楽しそうに見えた。









斗亜「A！」



思わず名前を呼んでいて





『ん？、えっ？斗亜くん(笑)？』




笑顔のAが見えた。






『どうしておるん？』



斗亜「買い物行っててん」




『あー、、なるほどね』





チラッと買い物バッグをみるA。






斗亜「Aは、、西村くんたちと？」



そう聞いたら驚いた顔をして





『なんで知ってはるん？！えっ？私言ったっけ？』




Aが熱のとき、、カレンダーを見て知ったんやけど、、熱やったから忘れてて当然か






斗亜「いや、さっき西村くん見えたから(笑)」





息を吐くみたいに平気で嘘をついた。






『あっ、なるほどね！ってか聞いてよ！西村先輩のラインゲットしたの！』




上機嫌にスマホをみせてくるA。



そこには確かに、拓哉とかかれた文字があった。








斗亜「、、そうなんや…よかったな！」



無理矢理作り笑いを浮かべてみせた。




『うん！』






ちゃんと笑えてるだろうか…？






不発だった告白をもう一度しないと思いはとどかないのに






また、失敗するのが怖い。

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