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「ねー、僕置いて会話しないでくれる?」




肩に手が回され、近くへ引き寄せられる。




「はぁ、ほんまAちゃん見る目ないな。
俺の方がいい男やのに。乗り換えるなら今やで。何もかも優しくしたるわ。」


『……見る目なくても私にとっていい男なんで。優しいし。』


「えっA…!」



「腹立つなー、無理矢理にでも既成事実作っとくべきやったわ。」




この人が言えば冗談か本気かわからない。

不気味な笑みを浮かべながら1歩ずつ近付いて来る。




「…まぁまた会いにくるわ。京都来るとき連絡してや。友達やろ。
悟くんに泣かされたらおいでや、ボコしたるから。」


『あ、もう帰るんですね。真希ちゃんに会って行きますか?』


「…会うわけないやろ。悟くんも一回家帰った方がええで。彼女おらんのやったら見合いしろって怒ってるみたいやし。」


「…僕の家の事に詳しいね。」


「……御三家の界隈狭過ぎて話入ってくんねん。Aちゃん連れて帰ったら喜ぶんちゃう。みんなお望みの術師やし。」




「顔見たし帰るわ」と今度は語尾にハートが付きそうなぐらいニッコリ笑って帰った。


五条の顔をチラリと見ると複雑そうな表情をしていた。




「…友達なの?」


『…真希ちゃんの父兄の方だよ。』


「よかった、ちょっと安心した。ねぇ僕ってAにとっていい男なの?さっき言ってたじゃん。」


『心配しなくてもいい男だよ。』




「かわいい離したくない」と再びコアラ化した五条を連れて職員室へ戻った。




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くまこ(プロフ) - riyaさん» ありがとうございます(;o;)先程番外編公開しました! (2021年8月21日 9時) (レス) id: aae8dbd6e7 (このIDを非表示/違反報告)
riya(プロフ) - 良かったです。番外編楽しみに待ってます。素敵な物語を読めて感謝 (2021年8月21日 9時) (レス) id: 0599723b2d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます! (2021年8月18日 0時) (レス) id: 45252353b5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 次も、楽しみにしてます (2021年8月17日 12時) (レス) id: 104e5b7174 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月10日 20時

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