未練、想い2【五条悟】

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朝起きたら悟の姿は無くて、メッセージに「先に出勤してるね。朝礼の前に1年の教室に行ってほしい。」と入っていた。

…こんな事無かったのに明日は槍が降るな。




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『おはよーみんな。』




言われた通り、朝礼の前に1年の教室へ行った。




「あ！Aさん待ってたわよ！」


「これ付けて！五条先生のだけど！」




教室に入ってすぐにニコニコした1年ズに目隠しされる。




『…これは一体なんのプレイでしょうか？』


「こっち来て！歩くから私と手繋ぎましょ！」




言われるままに野薔薇ちゃんと手を繋いで、周りの指示に従いながら階段を降りたり、廊下と思われる場所を歩いて、外に出た。




『……グラウンド？』


「走るぞ！」


『え、待って怖い！』




目隠しされたままグラウンドと思われる場所を走る。




「遅いぞー。」


「明太子。」


『あれ真希ちゃんと狗巻くん？』


「みんないるの！さぁ目隠し外すわよ。」




眩しい。

今まで真っ暗だったのに急に太陽が出てきて、私の目を攻撃する。


目が慣れてきた頃、周りにみんながいること、その中心に私が立っていて、綺麗にスーツを着た悟が目の前にいた。




『…なにこれ、』


「勘のいいAはわかっちゃうかな？」




真っ直ぐに見つめられて、胸がドクドク鳴る。




「…これからもずっとAを大切にする。約束する。
誰が何と言おうが一生かけて守ることを誓う。」




小さなケースがパカっと開いた。中には指輪が入っていた。




「…僕と結婚しよう。」




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