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月曜日、リュックのポッケをお菓子でパンパンにして、学校へ。健気に約束を守るミニョクに怒られそうだ、と考えると愛おしさで胸がいっぱいになる。
憂鬱な午前の授業を終えて、5限が近づくにつれて、自分の笑顔に心がついてくるような気がした。
「あ、ソラちゃん！やっときた、」
……やっと、って。私を待っていてくれたみたいで、少し、嬉しい。
「スンちゃん！先週ぶり。元気？」
「僕は相変わらず〜。ソラちゃんは？嫌なことなかった？」
彼の優しい声色、表情に、思わず、全部嫌だ、と言いかける。
大丈夫！と笑うと、三角の、あの、いちご味の飴をくれた。
「スンちゃん、今日はこれ、大丈夫だよ。」
「僕があげたいからいいの。うーん、賄賂！賄賂だとでも思って。」
賄賂って、そう言って笑うと、ソラちゃんの笑顔が眩しくて成仏しちゃいそうです、なんて彼がふざけた。
スンちゃんの最近ハマってるドラマの話をしていると、彼が思い出したように立ち上がる。
「そうだ！ソラちゃんに言おうと思ってたことがあって。本で読んだんだけど、愛想笑いをやめたい人は、自分で回数を決めるんだって。」
今日は何回まで、あと何回、って数えてるうちに、本当に自分が笑顔でいたい場所が見つかるよ、なんて。
ソラちゃんにぴったりじゃない？と笑うスンちゃんに、それは出来ないや、と伝える。
「どうして？」
「私には呪縛があるの。死んじゃったお母さんの分まで笑顔でいなきゃいけないっていう、恐ろしい呪い！」
手をオバケの形にして彼に微笑むと、スンちゃんは、なぜか悲しい、寂しそうな顔でそっか、と呟いた。
「それに、回数なんて決めちゃったら、私、全部ここで使っちゃうよ。」
「ソラちゃんの笑顔独り占めじゃん！それでも僕は大歓迎だけど？」
わざとオーバーにリアクションする彼に、高くつきますよ、と片眉をあげる。いちご飴で勘弁してください、なんて。
やっぱり、ここは、私にとってのヘブンだ。
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グラ(プロフ) - むさん» むさんコメントありがとうございます〜！文才のない中で頑張ってます……お言葉とっても嬉しいです❤︎ドギョムのお話、まだ続きますのでよかったらまた覗いてあげてください❤︎ (2023年2月15日 15時) (
レス) id: 10714f47f3 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 主様の文章、とっても素敵で更新されるたびすぐに読んでしまいます！お忙しいとは思いますが、更新これからも楽しみにしてます💗(석ペンなので今のお話とっても展開楽しみです！) (2023年2月9日 1時) (レス) @page42 id: cb9ba72967 (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - グラさん» おおそうなんですか！楽しみです💞💞他の話も全部面白いですし本当に楽しみにしてます！ (2023年2月4日 10時) (レス) id: 622f8d2ae2 (このIDを非表示/違反報告)
グラ(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます〜〜！！初めてもらったコメント……すごく嬉しいです……🌙ジュンくんのお話、個人的にも気に入っているので、中編集が終わり次第番外編書こうと思ってます！またその時は可愛がってあげてください❤︎ (2023年2月3日 23時) (レス) id: b1b8e6b90b (このIDを非表示/違反報告)
優花(プロフ) - ちょっとしたリクエストのようなものなので軽く流していただいて構いません。次の更新も楽しみにしています！ (2023年2月2日 0時) (レス) id: 622f8d2ae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グラ | 作成日時：2023年1月28日 12時
