ねこものがたり【名探偵コナン】

沈黙 ページ32

「じゃあ早速泳ごう!」



そういいながら水着を着替え、コナン君の友達の一人の歩美ちゃん、哀ちゃんと海に向かう



｢コナンくーん!｣



歩美ちゃんと一緒にコナン君に抱きつく



｢うわっ｣



流石に私は受け止めきれず、地面に尻餅をつくコナン君



｢あはは!コナン君すごい驚いてる!｣



｢あ、当たり前ェだろ!!｣



そんな会話をしていると歩美ちゃんが寂しそうにしていたので



｢あ、私トウモロコシ買ってくるから二人で遊んでて〜!｣



ほういいながら売店のほうへ行く



｢えぇと…財布は…｣



秀一にもらった財布を探す



あ、あれっ?!ない?!



ｻｰｯと血の気が引く



と誰かに肩を叩かれる



｢Aちゃん?｣



｢あ、ゼ…安室さん｣



危ない…ゼロって言うところだった…



なんかゼロにめっちゃ見られてる!!



私は昴の妹…私は昴の妹…私は昴の妹



そう自分に言い聞かせる



｢｢………｣｣



沈黙辛い…



そんなことを思っているとゼロが口を開く



｢あの｣



「なななな何でしょう?!」



「別に取って食う訳でもないのでそんなに離れなくても」



「は…ははは…そうですよね!!」



そう肯定するも１、２歩しか進んでいない私に苦笑するゼロ



しししししし、仕方ないじゃん!!!!!



ボロ出しそうでこわいもの!!!



そんなことを心の中で思っているとゼロは何かを取り出した



「これ、さっき拾ったんだけどAちゃんのかい?」



そういいみせてきたのは私の財布



「そうです!!わぁ〜!ありがとうございます!助かりました!」



そう言い、財布ごとゼロの手を握る



「えっ…あ…」



「トウモロコシ買うんですけど安室さんもいります?」



「僕はお腹すいてないからいいよ」



「そうですか?」



いらないという割にはついてきてくれるんだなぁ…と思いながら売店へ向かっていると安室さんが口を開く



「さっきの財布、そんなに大切なモノだったのかい?」

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