冤罪。【呪術廻戦】

22の思い ページ28

貴:ゑ

家:あのクズは....。話も聞かず人を傷つけて、「お前はそれでいいのかよ、、、、？」だろ？知ってたがクズすぎて私なら殴っていたな。
.......頑張ったな。A。


そう言われて、涙が溢れだした。


あれ？可笑しいな。澪灰さんのところで出し切ったはずなのに。

いつの間にか復活していた苦しい思いが、硝子によって流されていった。


硝子 side

Aはずっと泣いていた。

そりゃ泣くよな。今までよく頑張ったよ。


しばらくして泣き終えると、疲れてしまったのか寝ていた。


寝顔可愛いな。プニプニと頬に触れると、

貴:んふふ...硝子ってばぁ...

と寝言が聞こえた。


ベットまで運び、布団をかける。

ｽｩｰｽｩｰと寝ているAに

家:....ゆっくり休みな。

と声をかけ、部屋から出る。


しばらく廊下を歩いていると、女性と廊下を急いで移動する五条(クズ)を見つけた。


五:...！硝子！！！A見なかったか！？

家:...うるさい。クズ。Aはおねんね中だ。
それに、お前が探す権利はないんじゃないか？


五条は驚いた顔をした後、「聞いたのか」と言わんばかりの顔をする。

ただ、私は間違った事は言っていない。

2つ目の事で五条は顔を歪ませる。


その様子を見ていた女性が口を開く。


女:すみません。Aさんにお話したい事がありまして....。

家:大変申し訳ないのですが、どちら様でしょうか？

澪:あっすみません！補助監督で今回の件を担当させていただきました、澪灰と申します。

あぁ、Aを慰めてくれた人か。

家:家入です。Aの話を聞いてくださり、ありがとうございました。

澪:いえいえ！当然の事なので！！

確かに優しい人だな....。


五:あ？話ってなんだよ。

家:お前は黙ってろ、クズ。

お前のせいだよ。


ってあぁ、話が逸れてしまったな。


家:で、話とは？


五:実は.....





家:は？なんだそれ。五条は気付かなかったのかよ。

五:遠くにいたんだよ....。


澪:もう判決は決まってますか？

家:あぁ、、、、2週間の停学らしい。その間の任務は無いんだそうだ。

何故そこまでで済んだのかは分からないが、結局は有罪(ギルティ)ということだろう。

どうにかして無罪にしなきゃな...


五:だけど...絶対とは言いきれねぇんだよな...

家:...じゃあ、確かめればいいんじゃん。
その梓ってやつ、お前にベタ惚れじゃん。

それを使えばいいだろう？

五:そうか！任せろ！



待ってろ、A。

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