冤罪。【呪術廻戦】

15の思い ページ21

貴女 side

目が覚めたとき、私は梓ちゃんに衝撃の発言をされた。


梓:ｲﾀｯｯｯｯｯ！Aちゃん、なんでこんなことするの？？


は？え？どゆじょーきょー？

梓ちゃんをしっかりと見ると、私の呪力が感じられた。呪力量的に『蒼壁』だろう。


しかし、私は使っていない。

よく分からぬ状況に私は言ってしまった。



貴:...................え？どういう状況？


五:おい！！！！！！！A何やってんだよ！！！！！！！


こちらが聞きたい。


貴:何が？？うち、何もしてないよ？？？え？

五:梓に攻撃しただろ！？！？

？？？？？？？？？？？？？

え？？？？？


貴:してない、してないよ！？てか今さっきまで意識無かったもん！！！

五:じゃあなんで立ててたんだよ！？嘘つくなよ！！


そ・れ・な


なんでうち立ててたの？

心は何故か冷静であるが、冷静に答えようとしても、言葉が焦っている。


貴:ついてない！！！！そもそも、梓ちゃんに私が攻撃する理由がないでしょ！？！？


梓ちゃんのこと大好きなのに

私何もしてないよ？？？？？


なんで色々言われなきゃいけないの？？？


目から涙が出てきそうになるのを堪えた。


梓:Aちゃんがぁ、ｸﾞｽｯ、悟君を私からぁ、ｸﾞｽｯ、奪わないでぇってぇ、ｸﾞｽｯ、攻撃してきたのぉ、ｸﾞｽｯ、、、


はぁ?



何この女。そんなこと言ってないでしょ？

幻聴ですかぁ？？？？？


確かに嫉妬はしたけど.....

彼女じゃあるまいし、言うわけないじゃん。

頭悪すぎだろ....


自分でも驚くほど、ストレスが溜まる。


次の悟の発言で、Aがぶちギレることになる。


五:.....はぁ？俺はお前のじゃねぇよな？A。
何ちょーし乗ってんの？


貴:悟なんかこっちから遠慮するね！！！！言うわけねぇし、調子乗ってもいないよ！！！！！


なんでこんなことになってるんだろう。


そんな思いは頭の片隅に、今は(違う！！！！私はやってない！！！！)という怒りの感情が心を支配していた。


更にヒートアップする言い合いを梓ちゃんが補助監督さんを呼んできて止めた。


梓ちゃんのせいでこうなったから、梓、いや三条って心の中で呼んでいいよね？

もう名前で呼ぶ余裕も気力も私にはなかった。


ただ呪霊を祓っただけなのに。

意識が飛んでいただけなのに。


なぜ、私はこんな目に遭わなければいけない？？


怒りの感情が飛んでいたかわりに、悔しさと悲しさが心の中で大きくなっていった。

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