かわサンジ。 【ONE PIECE】

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-Usoppu SIDE-

昼時、俺がウソップ工場にて新道具の構図なんかを考えているとき扉の向こうから足音が聞こえてきた。

この時間にここに来る奴なんて大体決まってる。

そいつを迎えるために俺は近くにあった工具やらをどけていると思った通り工場前で足音は止み、ノックが響く



　「ウソップ、今時間ある？」



扉から顔を少しばかりのぞかせているのはやっぱりAだった。

俺は狙撃手、Aはガンナーと戦闘スタイルに通じる部分もあるのに加え、同い年ということで気が合うらしい



　「おう！入れよ」

　「おじゃましまーす」

　「んで？なんかあったのか？」



いつも何も無くてもAは来るが今日は手に銃を手にしてるのを見るになんかあんだろうな。

ただこういう時に怖いのはサンジだ。



　「銃の整備をしてたんだけどね、なんかシリンダーの部分の回りが悪いんだけど見てもらえない？」

　「分かったちょっと貸してくれ」



Aの銃の調子を見ている間Aも真剣に俺の手元を伺っている。

…二年前から元々かなり良い女だったけどバラバラだった二年間で更に磨きがかかったよなぁ。

実るとこも実って正直七武海のボア・ハンコックと張れんじゃないかとも思う。

んなこと口にしたらサンジに蹴り殺されるのは目に見えてるから言わねぇが。



　「うっし、直った。ほらよ」



試しにシリンダーを回してみるがなんの問題もなくなった。

流石俺。



　「わ、ありがと！頼りになるね」

　「いいってことよ！」



そう得意げにAのほうを見ると俺はピシりと固まった。

Aの後ろにある扉についてる丸い窓から鬼のような顔をしたサンジがこっちを見ている。



　「お、おい…A…後ろ…」



俺が青くなりながら教えてAが振り返ると同時にサンジは中に入ってきた。



　「Aちゃん！その…ごはんできたからさ？行かないかい？」



へにゃりと眉を垂らして真っ赤な顔でAに話しかける様子は鬼の面影など無い。

おい、鬼どこいったんだよ。



　「わざわざありがとうございます、サンジさん」

　「そ、そんなっことき、気にしないで…」



おーい、語尾小さくなってるぞー…。

サンジは分かりやすい。

Aがサンジに促され工場から出ると鬼が帰ってきた。



　「てめぇ…Aちゃんと二人で何話してやがった…」

　「いや、これは誤解だ！」

　「うっせぇ！問答無用だ！」



流石にあまりにも差がありすぎるだろ！？

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