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翼「あ…あのさ…これって…」
黒「どうした？美門」
そうしてミステリアスな少年が手元を見る
黒「なんでこんなところに…」
小「これって…あの時の…」
同じく見ていた穏やかな少年も、ミステリアスな少年と同じく、動揺を隠せずにいる
上「どうした？」
若「なに見てんの？」
写真を持っていた少年は無言で手渡す
上「おい…これ小6の時の…」
若「あ、あぁ…記念にって撮った俺らの写真だ」
それはキーホルダーによって起こった事件の時に撮ったものだった
翼「じゃあ…右端にいるのって…」
少年はミルクブラウンの髪の少女を指差す
黒「昔のアーヤだ」
小「うん…中学に上がる前の」
少年達はただ写真を見つめるしかなかった
その時、扉が開き
写真の持ち主であろう少女が
少年達の方を呆然と見ていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
零？視点
なんで…みんなが…写真を持ってるの…
私はみんなの方を見てる事しかできなくて…
ただ…あの時の名前を呼ばないでと願っていた
小「あ、あのさ…」
やめて
翼「この写真があるってことは…」
お願い…
黒「もしかして…」
お願い…あの頃のように呼ばないで…
今、呼ばれたら私…もう…
上「零は…」
自分を保てなくなるから…
若「桜 零じゃなくて…」
お願いだから…！
呼ばないで…！
若「アーヤ…なのか？」
その時…私の中で争っていた２つの心が１つに混ざり合って
私を一瞬にして染めた
２つの感情が混ざり合って、私を「恐怖」の中に閉じ込めた
零？ 彩？「違う…！私は…私は…！！」
私は…アーヤじゃなくて…！
零でもなくて…！
私は誰なの？！
誰か…誰か…！
私は床に座り込みながら頭を抱えていた
翼「アーヤ？」
私はゆっくりと頭を上げて、みんなの方を見た
みんな、心配している様に私を見ていたと思う
声が…優しかったから
けど…
私はなぜか、みんなの顔があの時と同じ様に
「お前は仲間じゃない」
そう言ってるように見えた
その後のことは覚えてない
目を覚ましたら自分のベットの上にいて
隣にお母さんが座ってた
お母さんは黒木くんに呼ばれてきたそうだ
私はただ…
「そうなんだ」
くらいにしか思えなくて
いつもならお母さんに
「大丈夫だよ！」
って笑顔で言えるのに
心配かけないよう
どんなに無理してでも笑ってたのに
なぜか
笑えなかった
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choco milk(プロフ) - 素敵な物語、ありがとうございます！これからも頑張って下さい！更新された瞬間最速でみにいくので！ (2023年3月23日 12時) (
レス) id: 01d07cb3e5 (このIDを非表示/違反報告)
まや - 遅くなりましたが‥泣きました‼泣ける物語です✨更新よろしくお願いします🙇♀ (2022年8月12日 13時) (レス) @page40 id: d6360398c5 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 皆の声がそろった所とってもステキです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年3月25日 19時) (レス) id: e52252f038 (このIDを非表示/違反報告)
藤雨 - 更新待ってます。頑張ってください。 (2020年5月19日 10時) (レス) id: b1acaa5d0c (このIDを非表示/違反報告)
jolin(プロフ) - ごましお @Project KZさん» ご期待くださいっ！！ (2019年5月13日 1時) (レス) id: ed35393462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる x他1人 | 作成日時：2018年6月25日 22時
