「光」は知っている

ごめんね ページ39

「ピロンッ」

(ん？メールだ)

今は家に帰ってる途中

(なんだろ？)

読んでみると…


カフェテリアに集合

人影についての情報を聞く

若武


どうしよう情報って言っても自分のことだし

しようがない！

今回は他のみんなの情報に頼ろう！

多分他に情報はないだろうしそうすればこの事件は自然消滅すると思うし大丈夫だよね！

ア「ただいまー」

あれ？返事がない…

リビングに行くと書き置きが置いてあった



彩へ

ごめんなさい！

急に田舎に帰らなきゃいけなくなったの

心配だから奈子も連れて行くわ

パパは仕事で一週間いないし、

お兄ちゃんの方も大学でしばらくいないから留守をよろしくお願いね



じゃあしばらく1人かー

大丈夫だよね！

とりあえず塾行かなきゃ

ア「行ってきまーす」


(ふぅ…やっとついた)

カフェテリアまで行くのって意外と大変なんだよね

えーと…あ、いた！

いつものように目立たない所に座ってるみんなを見つけた

それで近寄ったらみんな「ギョッ！」って感じの顔をしたんだ

はて？

なんか変なところあるかな？

上「立花…おまえ…」

はい？

若「どうしたんだよその怪我！」

あっ怪我のことか

すっかり忘れてた

小「本当にどうしたのその怪我…」

翼「俺も気になる」

黒「姫、訳を話していただけますか？」

ア「う、うん」

(ここはとりあえず…)

ア「ちょっといろいろあってね」

(ごまかしとく！)

上「ちょっとでそんなに傷がつくかよ」

翼「詳しく教えて欲しいな」

ア「えーと、ある練習をしててね、失敗しすぎてこうなっただけ」

あ、嘘じゃないよ

私これでも空いてる時間は剣とか、弓とかの練習してるんだよ

若「どうゆう練習をしたんだ？！」

ア「えーと…」

黒「みんなそれくらいにしとけ。アーヤが困ってる」

よかった…助け船を出してもらえた

黒「話したくなってからでいいよ」

ア「ありがとう」

やっぱり黒木君優しいな

ごめんねみんな

いつか言える時が来たら言うから

若「えーじゃあ諸君、謎の人影について情報交換をする」

情報交換→←一番痛いのは…

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