【ジョジョ】幸福少女(?)と帽子の君。

呪いのデーボ撃破 ページ4

承「恨みが強ければ強いほどパワーも上がるスタンド…。」

厄介だな…

下手に動いて恨みが強くなったらシャレになんない

『…やってやろうじゃないか』

そう言った矢先、俺を狙ってナイフが放たれた。

そう、俺を狙って。

しかし俺には当たらなかった。

つまり

『…ッ！承太郎、なにしてんだよ…!』

承「好きな奴一人守れねーで何が男だよ…!!」

承太郎が庇った。

『…右後ろ。』

落ちているナイフを右後ろに投げる。

「ぐっ…！何だとッ！」

どうやら当たったようだ。

『―逃がさねぇぞ』

何だか周りの動きがとてもゆっくりに見えた。

飛んでくるナイフも避けられた。

敵スタンドの容姿も…はっきり見えた。

『…人形か』

人形はまるで怯えた表情だった。

『シャッフル・ブラック、ナイフを投げろ。』

足を狙って投げた。

見事に当たったが、人形なので、足がちょんぎれて綿が出てきた。

『…人形だったのが駄目だな。もろい。』

人形の頭を掴む。

『言っておくが、今俺は怒っている！承太郎が俺を庇ったのは自己責任だが、そもそもお前が来なければケガはしなかったと思う。』

シャッフル・ブラックをスタープラチナに変身させる。

『だからちょいと…、八つ当たりさせてもらうぜ!!!
　ウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラウラ
　ウラァ!!』

「ぐぎゃぁあああ!!!」

人形は窓をぶち抜けて外へ飛んでいった。

『承太郎、大丈夫か？』

承「ああ、少し血が出たが平気だ。…リュウお前さっき…！」

『良かった』

俺は、平気、と言った承太郎を見てとても安心した。

緊張がとけたせいか、俺はそのまま気を失った。

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