【ジョジョ】幸福少女(?)と帽子の君。

息抜きの番外編4 ページ23

その後も、二人は何度も何度も転生しました。

何度も何度も愛し合いました。

しかし、そのたびに彼は彼女を庇って死んでいったのでした。

ある時は軍人の彼が彼女を庇って撃たれ、

ある時は侍の彼が彼女を庇って斬られ、

ある時は旅人の彼が彼女を庇って事故にあったのでした。

もう何回目の転生か忘れてしまった時、二人は共に死にました。

「今度こそ…幸せになろう。」

『ええ、二人で一緒に。』

次こそは、共に生き、共に死のうと。

死ぬまで愛し合おうと。

そう誓って、二人はある岬から身を投げました。

「…!!…ウ…リュウ!!!」

『わっ!!?』

承「どうした、ぼーっとして。」

『んー、なんか…』

承「なんか何だよ」

『この岬…来たことある気がする。』

承「奇遇だな。俺もだ。」

『この岬、"愛の岬"っていうんだって。
　昔、何度転生しても夫が死んでしまう恋人たちがいて、
　二人はこの岬で"今度こそ幸せになろう"と言って、一緒に身を投げたんだって。』

承「…今度こそ幸せになろう…か。」

『もしかして、私達の前世、この恋人達だったりして。』

承「変なこといってんじゃあねーぜ。行くぞ、リュウ。」

『はいはい。』

―どうやら二人の願いは叶って、

今はとても幸せのようです。

今度こそ、"ハッピーエンド"。

めでたし、めでたし。

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息抜きじゃ無くなってるきがする…ｾﾞｪｾﾞｪﾊｱﾊｱ

『感想よろ!!!』

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