毒27 ページ43
ー翌日ー
ガラガラ
教室の前のドアをゆっくり開け教室に一歩足を踏み入れる夜久
いつも明るい声で「おはよう!」と言ってくる奴らが来ない
来ないどころか空気が昨日と少し違う重たい空気になっていた
そりゃあ、そうだろう
昨日あんなめにさせたんだから。
___だから、謝んねぇと。
夜久は皆がいる方向に体を向けた
夜久「……皆」
皆を呼んだ
皆が俺を見てるか反応してるかなんて分からない
だって
俺は"頭を下げてて皆の反応なんて見れない"から
もう二日前みたいな感じにならなくてもいい。
昨日のあいつらだけでも接してくれてもいい。
だが、空気を重くしたまま授業を……学校生活をしていきたくない。
いままで感じた事も無い思いがどんどん溢れて言いたい言葉があるのに、目から溢れそうな何かを止めるので言えなかった
そして、俺が皆に頭を下げたこの状態がしばらく続いた
__謝らないと___謝らないと____
夜久「____ごめ…なさ…いっ……」
やっと言いたい言葉が出たと思ったら目から溢れそうな何かが溢れていた。
何かが溢れたと同時に言いたい言葉がどんどんと溢れてきた
夜久「昨日あんな言葉言って…俺なんかの事は存在しないやつにしてくれてもいい…!
それでも気が済まないのなら…!」
「なーに言ってんだよ」
夜久「…?」
夜久は誰が言ったのか分からなく混乱した
すると、右肩が急に重くなったと思ったら誰かの手があった
そして、恐る恐る頭を上げると
上鳴「俺ら別に怒ってねぇよ」
と俺の肩に手を乗せている上鳴笑うとそれに連れて皆も笑った
麗日「うちらこそごめん…!
あんとき行ってしまって……」
八百万「緑谷さんと切島さんにその後の事お聞きしましたわ………
すみません…私……友達ですのに………」
峰田「でもよ?一応こw…」
瀬呂「ま、まぁ、俺ら昨日の事まったく気にしてないからさ!
学校辞めなくてよかった!」
夜久「……皆………ごめん……」
皆の思いもよらない言葉に____
知らないうちに止まっていた何か……"涙"がまた溢れた____
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レイナ - 絵上手だしお話は面白いし天才かな? (2020年4月23日 18時) (レス) id: c1e8aa71c4 (このIDを非表示/違反報告)
Punica(プロフ) - 良かったです(*´ ∨`) (2019年4月30日 15時) (レス) id: 578bdf6a3e (このIDを非表示/違反報告)
氷咲花凛(プロフ) - Punicaさん» わわ!何度も試したら見れました!!!あってます!!めちゃくちゃ似てます!!!ありがとうございます!!<(_ _)> (2019年4月29日 12時) (レス) id: 2835fbeb75 (このIDを非表示/違反報告)
氷咲花凛(プロフ) - Punicaさん» ありがとうございます!!!何故かコメントでは見れなくって…すみません汗 (2019年4月29日 12時) (レス) id: 2835fbeb75 (このIDを非表示/違反報告)
Punica(プロフ) - こんな感じでしょうか? Picrewの「キミの世界メーカー」で作らせていただきました! https://picrew.me/share?cd=gJENRwiOi6 (2019年4月29日 2時) (レス) id: 63ba49c22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷咲花凛 | 作成日時:2017年6月11日 13時