お嬢様と執事～3～ (ページ23)

今日:18 hit、昨日:3 hit、合計:132,998 hit

未来へページ23

Aside

「ただいま～」

行きと同じく飛行機で大阪まで帰ってきてそこから崇裕のお迎えで家まで無事にたどり着いた。

中「おかえりなさいませ。」

小「はい、お土産買ってきたで～」

桐「え、なになに！？」

二人で選んで買ってきたお土産に群がるみんな。

そんな中大毅は私の方をじっと見ていた。

あの公園で決めたこの気持ちを早く大毅に伝えたくて、もう私の目は大毅しか映らなかった。

重「楽しかったですか？」

すると私の前まで歩いてきた大毅はそう言ってきた。

「うん。すごい懐かしかったよ………」

重「………お嬢様？」

でもいざ本人を目の前にすると恥ずかしくて緊張する。

そんな私に違和感を感じるのか俯いた私の顔を覗き込んでくる大毅。

重「………A、抜け出そっか？」

私の考えてる事を読み取ってくれたのか、そんなかっこいいセリフを言う大毅。

そっと差し伸べられた手に自分の手を重ねて、お土産で盛り上がってるみんなを横目に二人で抜け出した。