王賁の一目惚れ�� ページ21
客が皆、何故話しかけたがるのか。
それはAと名乗りし女は引き際が良いのだ。
あともう少し言葉を交わしたいというところで切り上げていく。
そして視線を送りあわよくば自分のほうへ向いて欲しいと思いあれこれと話しかける。
あれが無意識だとするのなら、なかなか罪深き女だ。
そんな時だった。
「Aちゃん、いい加減に僕の気持ちを受け入れてよ。」
『申し訳ないですが何度もお断りしてるではありませんか。』
あろうことか公衆の面前でAの手を握りしめ気が狂っているのかあの男は。
対するAは柔和な顔つきを崩さずあしらってはいるが当然迷惑そうである。
店が終わったら今夜一緒に…だの、いずれは嫁にしたいだのと、その後も男の下品な語り口が容赦なく続く。
不愉快だ。
俺はこの時かなり気分を害していた。
鍛錬後の息抜きを妨げられたというのもある。
それよりもAが否定しているにも関わらず絡み続ける男と、そんな男に対して怒らずかわし続けるAに対してもだ。
「減るもんじゃないしいいだろ？」
『あの…っ、悪ふざけが過ぎますよ。』
色良い反応が無かった腹いせか、男はAの大腿を撫で回す様子を目の当たりにした俺は流石に看過する事は出来なかった。
「おい貴様、さっきから目障りだ。出て行け。」
「何だあんた？」
「番陽、こいつをつまみ出せ。それからA、ちょっと来い。」
相手がいくら腕が立ち若くても、余程の者でなければ番陽の足元にも及ばぬだろう。
少々気が引けたがあとの面倒ごとは任せて俺はAを半ば無理やり外に連れ出す。
そしてひと気がない店の裏手に回り強い口調で問い詰めてしまった。
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ずーみん(プロフ) - いちご飴さん» 慶舎と白麗、大変遅くなりましてごめんなさい！しかも白麗に至っては激甘というわけでもなく…ちょっと心残りなのでリベンジします。リクエストありがとうございました (2021年8月6日 1時) (
レス) id: 366da61a1e (このIDを非表示/違反報告)
天空うさぎ - ずーみんさん» そ、そんなコメントしてるだけなのに私はお礼を言ってもらっていいんですかね(///ω///)♪ (2021年7月23日 10時) (レス) id: f93ac5a74a (このIDを非表示/違反報告)
ずーみん(プロフ) - 天空うさぎさん» いつも読んでくださってありがとうございます！毎度励みになっていますー！ (2021年7月22日 20時) (レス) id: 366da61a1e (このIDを非表示/違反報告)
天空うさぎ - ずーみんさん» 慶舎も読ませていただきました！漫画とは少し違った世界観が素敵な作品でした！もう大好k((殴 (2021年7月22日 12時) (レス) id: f93ac5a74a (このIDを非表示/違反報告)
天空うさぎ - ずーみんさん» ↑名前を変えました。元堕紀です。とても良かったです！やはりずーみん様の作品にははずれがないな……(≧▽≦) (2021年7月11日 11時) (レス) id: f93ac5a74a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プラリネ | 作成日時：2020年11月26日 23時
