32 胸騒ぎ ページ32
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思えば幼い頃の彼は
いつも優しくてどちらかといえば愉快な人だった。
HK「A！ジョングク！久々に兄ちゃんが遊んでやろうか！」
JK「テヒョンが遊んでくれるからいい」
HK「おいおいそんな断り方あるかよ！(笑)」
「じゃあホソクオッパも一緒にみんなで隠れんぼしようよ！」
JK「さんせーい、じゃあヒョンが鬼ね〜！」
HK「ったくーしょうがないなあ」
TH「お待たせ、チビっ子どもー！！兄ちゃん到着ー！
あれ？なんの遊びはじめるの？」
「隠れんぼだよ！ホソクオッパが鬼！」
HK「よお〜し！お前ら全員見つけてやる〜！」
TH「うおお、隠れろ〜！！」
だけどなぜだろう。
なんだか最近の彼は少し物静かになった。
「あいつも大人になっただけだよ」
なんて。
誰に聞いたってみんな決まってそう言うけど
明らかに不自然に物静かになってしまったのは
学年がひとつ上がった初日の勉強会の日からだと私は知っていた。
「ホソクオッパ入るよ？
これから食堂でみんなでトランプするんだけど一緒にしない？」
HK「え？…ああ、俺はいいや。
ちょっと今日の勉強会の復習とかしなきゃなんないし。」
「あ、でも、ナムジュンオッパも…少しだけならって…」
HK「あいつは元々頭がいいから。
俺は着いてくの必死なんだよ、お前もそれくらいわかるでしょ。
…こんなこと自分で言わせないでよ。(笑)
じゃ、…忙しいから。」
「あ…の」
その夜、冷たく目の前で閉められたドアと
彼の視線の合わない眼差しに私はずっと違和感を抱えていた。
同学年のナムジュンオッパはいつも騒いだりするタイプではないから
あの日も不自然な様子は全くなかったのに
ホソクオッパだけはあの日からなんだかずっと悩んでいるような様子を見せていた。
でも今となってはなんとなくわかる。
原因はきっと全部、
私がまだ知るよしもなかった
あの忌まわしい教典のせいだったのかもしれないと。
そして今目の前に立つ彼は
もうすでに"そちら側"の人間になってしまったのかもしれないと。
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ふうかい1210505956 - 今更ながら更新してほしいです (2022年2月4日 23時) (
レス) @page35 id: b5861f5cf9 (このIDを非表示/違反報告)
れも - ホント今更なんですけどもう更新はないですかね… (2021年9月1日 21時) (レス) id: 44b2d7bf61 (このIDを非表示/違反報告)
annnnnnnna4(プロフ) - とても続きが気になります！更新頑張って下さい(^^) (2018年12月17日 1時) (レス) id: bb84cb866b (このIDを非表示/違反報告)
マリリン - こんな凄い話久しぶりに見ました！続きが早く読みたいです！いつ再開してくれますか？ (2018年12月13日 16時) (レス) id: 211b9b7947 (このIDを非表示/違反報告)
ジェンナ(プロフ) - レモンさん» 今からは正直キツイですすみません！ (2018年4月1日 23時) (レス) id: ccdc45a3c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジェンナ
| 作成日時：2016年11月14日 23時
