花言葉を数える【小説version】

第7話（夢見月 ねむ＊） ページ8

「寮…は 、 ここかぁ」



ダークネス寮の前で立ち止まって呟く 。



今は 、 入学式が終わって自分の寮についたところやねん 。



それにしても 、 めっちゃおっきいわ 。



ぽけーっと寮を見つめてしまう 。



「…はっ！」



突然我にかえる 。



あかんあかん 、



こんなとこで立ち止まらないで自分の部屋に向かおうと 、 足を進めた 。



部屋の数は結構あり 、 中がすごく気になる 。



「んーっと…ここかなぁ？」



紙に書いてある部屋の前で足を止めた 。



ゆっくりとドアを開けると 、 黒を基調とした落ち着いた部屋 。



思ってたよりも広く 、 思わずおぉー 、 と言ってしまう 。



「荷物 、 片付けな！」


−−−−−−−−−−



アグの片付け方が適当なんかもしらんけど 、 5分くらいで片付いた 。



せっかくやし 、 散歩しようかな 。



先輩達にも挨拶したいし 。



「よいしょっ…と 。 出発〜！」



部屋を出て 、 とりあえず右に曲がった 。



すると 、 いきなり先輩？同級生？に出くわした 。



「あ 、 こんにちは〜 。新入生？」



挨拶をしようと思ったら 、 相手優しく話しかけてきた 。



関西弁やと変に思われるかな？



まぁいーや 。 とりあえず挨拶返さな 。



「こんにちは 、 はい 、 新入生です 」



ペコっとお辞儀をして 、 にこりと笑いかける 。



まぁこれは当たり前やな 。 印象悪なるし 。



「そうなんだ！わからないことあったら聞いてね〜 。 じゃ！」



はい！と返事をして 、 また足を進めた 。



優しそうな人やったわぁ 。



…あれ 、 名前聞いてへんやん 。

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