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62.君に花束を ページ12

*



*



「Aちゃん、大好き。」




『ジンさん、』




「だからね、別れよう。」




ジンさんから、急にデートしない?って連絡が来た時から
なんとなく違和感は、あった。
そして
今日、実際に会って落ち着きのないジンさん。




『…、最後までジンさんを利用してしまって、ごめんなさい。』




「そんなこと一切していないよ。俺、すごく楽しかったもん。すごく大好きだった。Aちゃんのこと。…いや、いまも大好きなんだけど…でもね、ごめんね。……ジミンには、勝てないや。」





『…ジンさん、私…ジンさんが大好きです。こんなに優しくて、面白くて、……なのに、ジミンくんを忘れられなくてごめんなさい。』





「もうー泣かないでよ!!!俺ね幸せになってほしいんだよ。ジミンにもAちゃんにも。2人が気持ちを伝え合って、幸せになることを望んでるんだ。ジミンには、Aちゃんしかいない。Aちゃんには、ジミンしかいない。」





ジンさんは、大きな花束を私に渡すと





「花言葉は、勇気。俺は、2人を応援してる。何があっても。」





好きの、2文字を伝えます。



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作者名:R | 作成日時:2020年4月7日 11時

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