悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】

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〜A〜



シャンクス｢ということで、強くなりたいんだが｣


エアリス｢ごめんなさい。話しが見えないわ｣


ルフィ｢あのおっさんをぶん殴る！！｣


エース｢おいおい。誤解を招く発言はやめろ｣


サボ｢助けた礼に殴らせてもらうんだよ｣


それ意味合い同じだと思うんだけど


結局殴るんじゃん


エアリス｢忘れてしまえば楽になれるのよ｣


シャンクス｢忘れねぇよ！！｣


エアリス｢どうして？辛いんでしょ。苦しいんでしょ｣


全員『Aの父親だからだ！！』


エアリス｢そういうことも全部忘れ｢お母さん！｣


｢お母さんは諦められるの？この世界で一番愛してる人なんでしょ｣


エアリス｢もし叶うなら、死ぬまで側にいたかったわ｣


｢“かった”じゃない！“いる”んだよ！これからもずっと！！｣


エアリス｢A？｣


｢私も！！みんなと強くなって絶対にお父さんを取り戻してみせるから｣


お母さん。お願いだから諦めないで


きっと私なんて弱くて足でまといだけど、役に立ってみせるから



私なりの親孝行させてよ




エアリス｢いつの間にこんなに逞しく(たくましく)なったのかしら。昔はどこに行くにも後をついてくるほど可愛かったのに｣


｢それ今いらない情報だよね！！｣


エース｢フロー助けたらAの幼少期の話し聞きたい！！｣


エアリス｢いいわよ｣


｢よくない！！｣


エアリス｢じゃあみんな。ついてきて｣


｢ちょっと！？｣


エアリス｢いいじゃない。減るもんじゃないし｣


｢そうだけど……｣


話すのは別にいい



嫌なのは絶対恥ずかしい過去(こと)を話すに決まってるから



シャンクスさんなんて懐かしいみたいな顔してる


確かに引っ付いてた時期もあったけど



どうせならそのこと忘れてくれないかな




ドフラミンゴ｢デケー｣


ミホーク｢寝ているのか？｣


クロコダイル｢まじで実在してやがる｣


それぞれのモフちゃんの感想はほぼ予想通り


エアリス｢モフちゃん。道を開けてくれる？｣


優しく問いかけるとむくりと体を起こして移動した


エアリス｢この先に行けば強くなれるはずよ｣


｢え……だって、行ったらダメだって……｣


エアリス｢本当はね。でも、きっとフローも許してくれるわよ｣


変わらない景色がずっと続いてる





肩を軽く押されるとドミノのように前の人を巻き込んで穴に落ちた






またか！！





と、思いながら体は震え、これから待ち受けることに恐怖していた

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