悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ17)

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〜A〜

シャンクスさんはお父さんを殴らなかった

殴っていいのに

フロンテイル｢それで？海賊風情が島に何用かな？｣

サカズキ｢わしらは海賊なんぞじゃありゃあせん｣

フロンテイル｢そうだっけ？｣

背中に思いっきり“正義”の文字が書いてあるじゃん

私と違って読めるし意味も知ってるくせに

自分で聞いたくせに返答を待たずにため息をついて家に帰ろうとした

本っ当に自由人なんだから……！！

｢おと……｣

フロンテイル｢島を出歩くのはかまわないが、何が起きても一切責任は取らないから｣

エドワード｢随分な言い方じゃねぇか｣

ロー｢まるでおれ達は招かれざる客って感じだな｣

フロンテイル｢分かっているじゃないか。私はシャンクスくん以外を呼んだ覚えはない｣

ガープ｢なぜ赤髪なんぞにこだわる。こやつがお前にもたらす“利”とは何だ｣

フロンテイル｢特別だからだ。それ以外に理由はない。ということで、君と君の仲間は大いにもてなそう｣

｢ちょっと！そういうのは……｣

エアリス｢あら！おかえりA。もしかして式を挙げに来たの！？｣

フロンテイル｢え……。そうなの？なら早く言ってくれ。教会が向こうにあるんだ。誕生日まであまり日はないし、軽く下見にでも行くかい？｣

シャンクス｢あ……あぁ｣

ルフィ｢ざけんな！結婚すんのはおれだ！｣

エース｢おいルフィ。弟でも言っていいことと悪いことがあるぞ｣

ボルサリーノ｢海賊に任せてあげるほど、わっしらは優しくないけど｣

今そこそんなに重要じゃない

だって私、結婚する気ないし

聞かなきゃいけないのは、いつ、私の体質が治ったか

そんな前兆なかった

薬だって飲んだわけでもない

仮に治っていたとしたら、どうしてルフィ達は私を好きなままなの？

フロンテイル｢純粋にAが好きなんだろう？｣

心を読んだお父さんは｢当たり前だろ｣みたいなテンションで言った