悪魔の実？いいえ。体質です part7【ワンピース】 (ページ16)

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〜A〜

ロビン｢平凡ね。普通の島と同じじゃない？｣

フロンテイル｢我々が神の島と名付けたわけではないからね。それよりどうだいA。調子は｣

｢悪くはないけど……傷薬ちょうだい｣

指に開いた穴を見せると感心していた

見事に向こう側が見えると

島の薬はどんな怪我や病気もたちまち治してしまう

一滴飲むと穴は塞がった

治るのに痛みは伴わないのが嬉しい

チョッパー｢そ、それって……万能薬なのか？｣

フロンテイル｢外の世界ではそう呼ぶだろうね｣

チョッパー｢俺に分けてくれないか｣

｢いいよ｣
フロンテイル｢やだけど｣

｢なんで！？いいじゃんか！ちょっとぐらい｣

フロンテイル｢あの薬草は全て、島の人間のためのものだ。一つたりともあげるつもりはない。それも外の人間なんかに｣

｢ケチ！！｣

フロンテイル｢外の人間が怪我をしようが死のうが、私には関係ないからね｣

性格歪んでるな

だから指名手配されるんだよ

もう捕まってしまえばいいのに

背中を力いっぱい叩いた

救える命が増えるなら喜んで渡すべきでしょ

命の重さは等しく平等

医者が命の優劣をつけたらダメなんじゃないの

フロンテイル｢何をそんな怒ってるんだ？薬草をあげないこと？フェロモン体質にしたこと？フェロモン体質が治っているのに教えなかったこと？シャンクスくんを好きになるよう惚れ薬を飲ませたこと？二十歳になると許嫁と結婚することを黙ってたこと？｣

｢全部！！は……？待って！！後半3つなに！？聞いてないけど！！｣

今の暴露は何！？

言った本人はめっちゃしれっとしてるし！！

もう、どうしていいか分からなくなっているとシャンクスさんがお父さんの胸ぐらを掴んだ

シャンクス｢一発殴っていいか？｣

そう！それ！！

まずは怒るべきだよね

フロンテイル｢え……なんで……？悪いことなんてしてないでしょ｣

こっちはこっちで本気で分かってない

なんか……腹立つ

自分のしたことに罪の意識が微塵も感じられない

そういう性格なんだろうけど、周りに迷惑をかけてる自覚だけは持って欲しい

フロンテイル｢だって誰も何も聞かないから｣

シャンクス｢言えよ。そんな大事なことは｣

フロンテイル｢大事、かな……？｣

シャンクス｢Aがどんだけ危険な目に合ってきたかわかってんのか！？｣

フロンテイル｢だから守っていたんだろう？君達が。ふむ、やはり怒られる理由はないな｣