幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ31)

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どうしようか、宮舘さんに会いたいという気持ちが爆発して康二が言う通りに『宮舘さんの顔が見たくてつい来ちゃった♪』とかキャラでもないこと言ってウェディングの部署に行きたいと思ってしまっている今日この頃な私は、今日もいつもと変わらず、定時に出勤してデスク作業をしていた。

作業の途中で愛海ちゃんに肩を叩かれてなにかと思えば「ねぇ、A聞いた？」と言われたので何のことかと聞き返してみたらとんでもなく私を驚かせる内容だった。

愛海「ビックニュースだよ。プランナーの姫崎さんいるじゃん？何日か前に、宮舘さんに告白して振られたって」

仕事中だが「ええっ！？」と思わず大きな声が出てしまう。姫崎さんってあの…！？

「ひ、姫崎さんってうちの会社で一番可愛いと言われているあの姫崎さん！？」

愛海「そ、あの姫崎さんだよ。あの人ここ一年前くらいに彼氏と別れたらしいから宮舘さん狙いだったらしいよ？」

「そういえば…宮舘さんの歓迎会のとき、宮舘さんの隣に姫崎さん座ってた…」

つまりあの頃から姫崎さんは宮舘さん狙いだったわけか…姫崎さんは私と愛海ちゃんの一年うえの先輩だけど、宮舘さんと同じウェディングプランナーでしかも彼氏と別れたとなるとたしかにあんなカッコいい宮舘さんが入社してきたらそれはもう付き合いたくなるよね…

「でもなんで宮舘さん姫崎さん振っちゃったのかな…姫崎さん可愛いし、性格だって悪くないし、私が男なら彼女にしたいよ。」

姫崎さんは『THE女の子』っていう感じで凄く可愛い系の子だし、入社したとき私たちは知らないけど『可愛い新人が来た！』と社内で噂になり、既婚者の上司にもチヤホヤされていたという話しを聞いたし…。

「宮舘さん可愛い系より綺麗系がタイプなのかな？」

愛海「わからないけど意外とあの人、独身貴族主義なのかしらね～。見た感じ何でもできるタイプだし恋愛とか興味ないんじゃない？」

たしかに宮舘さんは仕事もできるし、家でも家事をこなせるって話してたし何でもできるだろうけど…前に二人で話したときはそこまで込み入った話しはしなかったけど、恋愛と結婚に興味ゼロって感じはなかったけど…

「やっぱり宮舘さんって謎だ…」

前に、好きになった人がタイプって言ってたけど結局のところ宮舘さんがつかみどころの無いミステリアスな人ということだけはわかる…