幼馴染みVSロイヤル宮舘。 (ページ19)

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○ ページ19

テキパキテキパキ…キビキビ、サササッと、
スマートな身のこなしで何事の作業も綺麗に片付けてしまう宮舘さん。

凄い…凄すぎて私と同じ人間とは思えない。
私なんて、『仕事が遅いうえに作業が荒いぞ！？』ってよく上司に怒られるのに…

式のアシスタントとして一緒に作業する事が
増えただけあって、彼の仕事のできる男レベルが異常に高いということを身をもって感じた。

宮舘さんの仕事できる能力、私に分けて欲しいくらい…

「なんか…宮舘さん色々と素晴らしすぎて凄く
モテそうです…」

宮舘さんと二人で、結婚式当日に使用する協会を軽く箒掃除しているとき思わず私の口からポロッと出た言葉に、宮舘さんはハハッと笑った。

宮舘「そんなことないですよ(笑)だって現に僕は今、独身ですし彼女もいないですからね」

「宮舘さん凄くモテそうなのに不思議…。
あ、もしかしてお付き合いしたい女性の理想が結構お高いとか？」

理想の女性像がとんでもなく高くて彼女ができない！という理由なら、彼みたいな美形かつデキる男なら納得できる。

だってこんなに仕事ができて紳士的で非の打ち所がない人が彼女無し、独身の方があまりにも珍しすぎる。

宮舘「理想の女性ですか？んー…好きになった子が理想の人ですかね。」

「あ、見てビビビって感じた人とか？」

宮舘「ビビビっときた人…それはまだ出会ったことがないです(笑)」

なるほど、宮舘さんは私と違ってビビビっときちゃって一目惚れ！というのがないタイプなんだ…

前に康二に、『康二はビビビッと一目惚れしたことないの？』と聞いたときも『綺麗な人に綺麗やな素敵やなって思うときはあるけど、本気で好きにってなると俺にはAがおるからわからん！』と一目惚れはしたことないと返答されたし、結構皆そうなのかな…？

宮舘「その人の醸し出す雰囲気とか、ドキッとする仕草は僕も男なので、ある程度あるけど…これは絶対っていう決まった理想は特にないですね。」

「え？でも家庭的な人がとかスタイルが良いとかの理想は…？」

宮舘「料理ができなければ僕がやればいいだけですし、女性に理想は押し付けない主義です。スタイルも特に気にしません、その人の自然体が一番ですから」

この宮舘さんっていう方が、素晴らしすぎて
どこかの王族育ちの王子様なのかと思えてきてしまった私はどこかおかしいのでしょうか。