lemon (ページ36)

今日:16 hit、昨日:4 hit、合計:176,207 hit

3 ページ36

｢ゔ〜〜、｣
Mk｢どうしたんだよ。｣
｢..きらいって、いっちゃった..ロンジュンがわたしをみつけてくれたのに..どうしよう、おっぱ、このまま、ロンジュンとはなせなかったら..ドンヒョクたちもいたのに..みんなとはなせなくなったら、いっしょにいれなくなったら..｣
Mk｢落ち着けって、大丈夫だから。｣

小さい子どもが泣いてるみたいだ、普段は澄ましたっていうか表情がどちらかと言えばAは乏しい方だから。その表情が変わるのは何時だってドンヒョクたちと何かあったときで、今がその時なんだと悟る。
行く場がないのか自分の手をぎゅっと握りしめてるのが見えて、その手を首に回すとそのまま抱きついてきた。

ぐずぐずと鼻をすする音が聞こえる、腰に手を回して抱きしめ返す。細い肩に顎を乗せると甘い匂いがした、っていうか当たり前だけどロンジュンたちと同じ匂いがする。

Mk｢..A、目赤くなるぞ。｣
｢いい、いいです、もう。｣
Mk｢は〜..うーん..｣
｢....ロンジュンと、｣
Mk｢ん？｣
｢ロンジュン、も、ジェノもジェミンも、ドンヒョクもわたしのこときらいになったら、どうしよう..｣

傍から見れば周りの方がAに依存してるっぽく見えるけど、Aだ。ロンジュンたちに依存してるのは。それに気づいた時、なんて歪なんだろうって思った。

それでもそれにしかAはここですがれないんだ。

近くからドンヒョクたちの声がしてそれが聞こえないようにAを抱きしめ直した。