lemon 2 (ページ19)

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前の背中を見て育つページ19

｢お、Aじゃん。｣
｢..........何だ、どよんいひょんか。｣
Dy｢生意気になったな、お前。｣
｢いひゃいいはゃい…｣

久しぶりに会った俺らの妹、Aは相も変わらず生意気だ。ドンヒョクの悪いところばっかり見習ってるような気がする。
短くなった髪はやっぱり名残惜しい、綺麗な髪をしていたのにと。

｢..ひょん、暇なんですか？｣
Dy｢あ？暇じゃねぇよ。｣
｢ふぅーん。｣
Dy｢本当に生意気になったな、お前。｣
｢..そうですかねぇ？｣

ぎょろり、Aの目は丸くてでかい。その目が動くと本当にそんな音がするような気がする、多分違うけど。
小さい丸い頭に手を乗せるときょとんとしてる顔とかまじでまだ子どもで安心する。ジェノたちもそうだけど本当に甘やかしてやりたくなる。

｢....ひょん？｣
Dy｢テヨンヒョンが心配してたぞ。後はクンとテンがうっさい。｣
｢ふふ、久しぶりに聞きました。｣
Dy｢たまには構ってやれ。｣
｢くんひょんのご飯が食べたいなぁ。｣
Dy｢は？飯ぐらい俺も作れるわ。｣
｢どよんひょんのご飯も好きです。｣

ちくしょう、可愛いじゃねぇか。

Hc｢Aー、ってヒョンじゃん。暇なの？｣
Dy｢お前らな、｣
｢ドンヒョガ！｣

顔にはあんまり出ていないけど声が何となくいつもと違う。なんだかんだやっぱりAにとってのいちばんはこいつらなんだと思った。
ドンヒョクも笑いながら抱きついてきたAを抱き締め返してる。こんなことしててもそんな風に見えないから凄いよな。

Hc｢行くぞ、じゃあヒョンまた後で！｣
｢ありがとうございました〜｣
Dy｢おー。｣

俺も行こ。