見た目はJK中身はアラサー

絵心さんに言われたくないランキング ページ6

絵心「どうだった？」



帝襟「最高でした。」



絵心「だろ。」



帝襟「絵心さんがドヤ ることじゃないでしょ。」



絵心「これが、A先輩の自己肯定感爆上げスキル。」



帝襟「欲しいですね。」



絵心「いいでしょ」



「君がドヤ ることじゃないよ。」


いつのまにか座っていた顎の頭に腕を乗せ上から体重をかける。



「そういえば、私ここで過ごしてもいい？」






絵心・帝襟「え？？？」



「あんまり帰りたくなくてさ、ちゃんとお手伝いするし、給料もいら...」



絵心「採用」



帝襟「早っ！」



絵心「いいじゃん。今までアンリちゃんがしてた仕事も手伝ってくれるならアンリちゃんが楽になるし、何より」



帝襟「何より？」



絵心「俺のやる気が上がる」



帝襟「本心がでてやがる」



「いいならこれからよろしくね。アンリちゃん、甚くん」



「じゃ、ここにいる選手の資料貸して。覚えてくる。」



絵心「まって、」



スマホをいじり出した絵心にAは止められる、


絵心「黒と白どっちがいい？」


「急に？」


絵心「早く。」


「強いて言うなら白？格好黒いし、」


絵心「わかった。」


「と言うか、ナチュラルに敬語外してない？」


絵心「これから、俺は君の上司だからな。上司が部下に敬語を使う奴がいるか？」



帝襟「本当は？」


絵心「アンリちゃんずるい。」



帝襟「はぁー」



「いいけど、別に」



帝襟「絵心さんAさんどう見ても高校生くらいなんですけど本当に32なんですか？」


絵心「俺がそんなどうでもいい嘘付くと思う？」


帝襟「しかも、実質年下って言ってたんですよ。どういう意味かわからなくて。聞いても秘密って言われて」


絵心「え？！、聞いたの？その人にとって嫌なことかもしれないのに。全く、アンリちゃんもっと気遣いを学んだ方がいいよ。」



帝襟「絵心さんに言われたくないランキング3位おめでとうございます。」



絵心「1位は？」



帝襟「.....日常生活もっとちゃんとした方がいいよ。」



絵心「・・・」



絵心「アンリちゃん。日常せ..」



帝襟「いいです！わざわざ言わなくても！」

最高で素晴らしい→←実質年下

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す