君との距離【JK】 (ページ26)

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TH「じゃあせめて…隣で慰めさせてよ」

悲しそうな表情をしているテヒョンさん

『隣…ですか』

こういう時にも考えてしまうのはオッパのこと

オッパの隣にいるのは私じゃない

考えれば考えるほど視界がぼやけてきて

『…っ』

また私はテヒョンさんに抱きしめられた

TH「大丈夫だから…」

抱きしめながら頭をポンポンしてくれるテヒョンさんの手は暖かくて心地がよかった

でも

JK「A…何してんの」

ふいに後ろから聞こえた声に私の心は一気にまた沈んだ

いつもならオッパに名前を呼ばれるだけでもドキドキするのに

今は

気まずい

としか思えない

TH「あれ？もしかしてジョングガ？」

突然のテヒョンさんがオッパの名前を呼ぶ

JK「その声テヒョニヒョンですか？」

オッパとテヒョンさんは知り合いなの…？

ふとこの前テヒョンさんが言ってたことを思い出す

“実は俺の友達の家もこの近くでさよく遊びに来るんだよね”

そう言っていた

もしかしてその友達って

TH「あ Aちゃんコイツ俺がこの前話した友達だよ

まぁ友達っていうか弟みたいな存在だけどさ」

親しそうにテヒョンさんはオッパの肩に手をまわす

『ははっ…ほんっとに世間って狭いんですね…』