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「ユナ、今までごめんね。」
YN「ううん、話してくれてありがとう。」
YJ「ほら、ユナなら話せば分かってくれるって言ったでしょ。」
「うん、ヨンジュンくんもありがとう。」
スア先輩との出来事が解決して、テスト週間も終わって。
やっと落ち着いて久しぶりにユナと食べるお昼ご飯。なぜか、ヨンジュンくんも一緒だ。
たった今、私はユナにすべての事情を話した。
私に何かあったことはなんとなく察してたみたいだけど、こうやって私が話すまで口出しすることを我慢してくれていたようで、その優しさに泣きそうになった。
YN「でも、本当にAは我慢しすぎ。私にもっと頼ってくれていいんだからね？」
「ふふ、ありがとうユナ。」
私が笑えば、ユナも笑ってくれて。
前のような楽しい学校生活が戻ってきたことが嬉しくて幸せだった。
YN「はあー！本当はずっと一緒にお昼も食べたかったのに！ヨンジュンに負けた！」
「え、負けたって…ユナ違うよ？」
YJ「え、違うの？」
「あ、いや…違わないけど、違うというか…」
確かにヨンジュンくんにはたくさんお世話になったけど、私は友達に勝ち負けをつける気なんてサラサラなくて。
YN「ふふ、戸惑いすぎ。冗談だから笑」
「…も、ユナ。」
YJ「えー？俺は冗談じゃなく勝ったと思ったけど？」
YN「うるさい、Aは私のだから！」
YJ「はいはい、そうですか。」
YN「あのねえ！？」
変なことで言い合いをするユナとヨンジュンくんが面白くて、つい笑ってしまう。
本当に、私には素敵なお友達ばかりだ。
「あ、ユナごめん。後でヨンジュンくんに話があって…」
YJ「…あー、分かった。」
YN「…ふぅん？ご飯食べたらね？」
「うん、ありがとう。」
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YJ「…教室出てきたけど、よかったよね？」
「うん、ゆっくり話せるとこがいいな。」
YJ「…ん、中庭行こっか。」
ご飯を食べ終えて、ヨンジュンくんと中庭に向かう。
YJ「話、聞いてもいいかな…？」
中庭のベンチに腰を下ろした私とヨンジュンくん。ヨンジュンくんは、いつもより小さい声でそう口にした。
「…まずは、たくさん守ってくれてありがとう。」
YJ「え、お礼なんて…」
「ヨンジュンくんが居なかったら、私きっと乗り越えられなかったよ。」
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年5月23日 16時
