STORY 12 ページ13
学校に行くのがこんなに楽しみなのは初めてかもしれない。
だけど、ジョングクには悟られないようにいつも通りにしてるつもり……だった。
「A、リップの色いつもより濃くない？
スカートも短いよね？」
「えっ、そんなことないよ。」
「……今すぐやめて。」
ジョングクは急に、私の制服のニットを捲ると、一回だけ折って短くしたスカートを下げられた。
近くにあるティッシュを取ると、私の唇に当てて拭いてくる。
「……ねぇ、A。」
ジョングクと目が合うけど、それは恐ろしく光のない目だった。
ゾクッと、体が震えた。
ジョングクは私のスカートのポケットに手を入れると、そこに入ってるリップを取り出す。
「っ！！」
次の瞬間、ジョングクはリップの先を洗面台に押し付けて、使えないようにぐちゃぐちゃにした。
水を流せば、洗面台は赤く染まる。
「……っ、ジョングクお前何してんだよ！」
ジョングクの行動に言葉が出なくてただ見ていたら、後ろからテヒョンオッパが来た。
「いくらなんでもそれはダメだろ！Aのものだぞ！？」
「ヒョンは黙ってよ。Aのものは、双子の俺のものでもあるの。」
「双子、双子って……お前おかしいよ？」
「ヒョンは双子じゃないから何も分からないでしょ？いちいち口挟むなよ。」
ジョングクは舌打ちをすると、私の腕を引いて、玄関に置いてある松葉づえをとると急いで家から出た。
「A、分かってると思うけど、好きな人なんて作ったらタダじゃおかないからね？」
「違うってば……本当に気分でやっただけで……。」
「気分？
いつもより色の濃いリップにスカートを短くする気分？
……どういう気分だろうね。」
いつもよりもっと不機嫌なジョングク。
せっかくユンギ君に会えるのに……
「ジョングク、ごめんね。
本当に気分だったの。昨日見たテレビの影響かな？
ジョングクの気に触ったならもうやらないから……ごめんね。」
「……分かったよ。
でも、勘違いさせるようなことはしないでね。」
謝ったら、ちょっとだけ機嫌が直ったように見えた。
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あお(プロフ) - パスワード教えて下さるととっても嬉しいです！2の片割れじょんぐくも楽しみです！ (2020年8月24日 13時) (
レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - パスワード教えて下さると嬉しいです！更新頑張ってください！ (2020年8月21日 1時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - パスワードロックかかってて2の方読めませんでした、スランプぬけたらパスワード教えてくださると幸いです (2020年8月18日 8時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモモ大好き(プロフ) - パスワードロックかかって見れないです(´；ω；｀)作者さん教えてください！ (2020年8月16日 12時) (レス) id: 34efac07ef (このIDを非表示/違反報告)
グクサランへ(プロフ) - 2の方パスワードロックかかってて見れなかったです泣 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 86ad4aa3a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Olivia S | 作成日時：2020年4月30日 8時
