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STORY 10 ページ11

その後はジョングクが起きたせいでやり取りは終わっちゃったけど、ずっとさっきのことばかり考えてた。


そんなわけないのに、もしかしたらって自惚れた考えをしちゃう自分が嫌になる。





「ねぇ、A、聞いてるの?」


「え……?あ、ごめん、何だっけ?」


「……。


さっきから上の空じゃん。おかしいよ。」




ムスッとするジョングク。


話を聞いてなかったのは私が悪いけど、ちょっとだけ一人で考え事したいなって……思ったりする。





「俺に何か隠してるでしょ?」


「な、何にも隠してないよっ!」


「言わないとキレるよ?」


「本当に何も無いってば!


ただ、松葉づえで下校するのダルいなって思っただけだよ!」



私がそう言えば、少し目を細めたけどすぐに「あっそ。」って私に聞くのを止めた。


少しだけホッとした。ユンギ君のことばれちゃダメだから。


















その日の夜、ジョングクがお風呂に入ったのを確認すると外に出てユンギ君とのカトクを開いた。


いつもはユンギ君から話かけてくれるけど、今日ぐらいは私が……。




『ユンギ君、話したい。』


勇気を出してそう送れば、すぐに既読がついて、すぐに電話がかかってきた。







「A。」


「ユンギ君っ……ごめんね、夜遅いのに。」


「ううん、むしろ嬉しい。」



その言葉に胸がドキドキと鳴る。







「……


あのさ。」


少しの沈黙の後、ユンギ君はそう発した。


さっきと違う声のトーンだからか、緊張する。




「手紙のこと、なんだけど……。


あ、あれさ、忘れていいから……。


何かよく考えたら自意識過剰みたいでキモいしさ、Aにも悪いことした……。」





電話の向こうでユンギ君が"ははっ"って笑いながら言ったその言葉が、グサリと胸を突き刺した。


……何でよ、勘違いじゃないのに。


無かったことにしようとするの?

















「無理だよユンギ君……っ。


だって私、本当にユンギ君のこと好きだから……。」



気づいたら私は、勢いでユンギ君に告白していた。

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あお(プロフ) - パスワード教えて下さるととっても嬉しいです!2の片割れじょんぐくも楽しみです! (2020年8月24日 13時) (レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - パスワード教えて下さると嬉しいです!更新頑張ってください! (2020年8月21日 1時) (レス) id: 6721bb2d67 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - パスワードロックかかってて2の方読めませんでした、スランプぬけたらパスワード教えてくださると幸いです (2020年8月18日 8時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
ミナモモ大好き(プロフ) - パスワードロックかかって見れないです(´;ω;`)作者さん教えてください! (2020年8月16日 12時) (レス) id: 34efac07ef (このIDを非表示/違反報告)
グクサランへ(プロフ) - 2の方パスワードロックかかってて見れなかったです泣 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 86ad4aa3a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Olivia S | 作成日時:2020年4月30日 8時

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