【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

8話 ページ9

sideA

暗い……

死んだのかなぁ……

坊やが……

A『…坊……』


side五条

A『…ぼ、う……』

！？！？

五条｢A！｣

A『……』

気の所為か…

｢……｣

布を巡っても静か。

｢…そこの教師。確か、五条と言ったな。｣

!!

封印に近いのに、喋れる……

｢五条。儂を器に置け。｣

家入｢ちょっと…｣

特級呪物……

｢器はまだ死んでいない。領域内を彷徨っているだけだ。｣

生得領域！？

だとしたら…

箱を開けて、坊ちゃんをAの胸に乗せる。

｢……｣

心臓の音を聞いてるように耳を澄ましてる。

｢……見つけた。｣


sideA

｢儂に苦労かけるのは貴様ぐらいだぞ。｣

この声…

A『坊……』

｢貴様の生得領域は暖かいな。日和が心地よい。｣

足首が浸かるほどの透明な水と暖かい陽だまり。

坊を抱けば、そこは一転する。

A『坊やの領域はちょっと怖い……』

｢小僧を支配していた呪霊と対峙しておいて戯言を。｣

さっきまでの透明な水は赤黒い。

死屍累々が山となる。

｢帰るぞ、五条とか言う男が殺気立ててる。｣

五条先生が…？


｢…うむ。現世は明るい…｣

坊の声で目を開ける。

A『…せん…せえ…？』

五条｢うん。おかえり。｣

殺気立ててる感じはないけどな…

家入｢残念。服持ってくるから。｣

服…？

虎杖｢……｣

戻ってる…

虎杖｢こ、こっち見るなよ…てか、隠してくれ…｣

顔赤い。

先生からタオル投げられた。

五条｢悠仁は年頃だしね。伊地知、見た？｣

伊地知｢いえ!!何も!!｣

？

｢貴様、自身が裸体である事に何時になったら気づくのだ。｣

……

!!

A『…後でボコボコにするぬいぐるみ、作ってもらう。』

虎杖｢悪かったって！てか、今見ねぇようにしてるだろ！｣

虎杖(顔が白いけど、肌も色白…！)


五条先生にも見られた…！

A『…恵たちは無事ですか…？』

五条｢うん。お通夜ムードだと思うけどね。｣

……

五条｢悠仁は特訓。Aは戻っていいよ。｣

A『はい。』

恵、大丈夫かな。

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