【呪術廻戦】1年生は4人……なんです。

27話 番外編(時系列は謎) ページ28

sideA

泥梨｢居なかったぞ。｣

やっぱり……

A『着替えるから待っててね。』

ソファーに置く。

今日は休日。

丁度いい。

少しくすんだピンクの生地に花があしわられた着物を取り出し着る。

泥梨｢……｣

イライラしてる……

帯は黒く、帯締めは赤く。

A『黄泉。』

呼ぶとどこからとも無く出てくる白い着物を着た髪も白い女の子。

黄泉｢はい、主様。｣

A『坊を見てて。』

黄泉｢はい。｣

髪…新しい簪付けようかな。

泥梨｢何時まで儂を待たせる気だ!!｣

あー…

泥梨｢……｣

本家に顔出すかぁ…

泥梨｢…｣

黄泉｢坊っちゃま！｣

泥梨｢早くしろ！貴様の腕は儂のものだぞ！｣

A『…坊…黄泉は？』

泥梨｢知らん！あんな奴！｣

出来た。

釘崎｢ねー。｣

！？

A『何。』

釘崎｢…アンタ、普段着って着物なの…？｣

A『本家に顔出すから。』

釘崎(本家…？)

A『用件は？』

釘崎｢ココに行きたいんだけど。｣

あー。

A『通り道だから一緒に来れば？』

五条｢わー。着物！｣

A『…今日は本家に顔出すので。』

五条先生の顔が真顔になる。

五条｢僕もついてくよ。｣

……

はい？


泥梨｢……｣

五条｢坊ちゃん、そんな怖い顔しないでよ〜。ママとデートしたかったの？｣

泥梨｢ほざけ。｣

高専を出てすぐにある祠。

A『あれ…居ない…』

釘崎｢何が？｣

伏黒｢……｣

なんで恵も虎杖も居るのか…

五条｢どうせなら皆でね！｣

はぁ…

泥梨｢向こうにも居なかったぞ。｣

今日は何処に行ったのやら……

｢お！｣

空から人が……

虎杖｢おっっも！何！？｣

無事なんだ…

A『超人じゃなくて人外…』

虎杖｢心配しろ！｣

｢いやはや、動物たちと戯れていたらお嬢がいらして驚いたぞ。｣

五条先生に匹敵する長身の男。

だけど浮世離れしてる。

A『返す。』

錫杖を渡す。

｢おお！すまん！｣

釘崎｢誰！？｣

A『地蔵菩薩、またの名を』

｢門の中では閻魔と呼ばれておる。｣

｢｢エンマ！？｣｣

A『…じゃ。』

閻魔｢つれないのう。たまには昔みたいに戯れたいのじゃが…｣

坊が睨んでる…

閻魔｢我が主はそれすらも許してくれんのか。｣

釘崎｢…？｣

A『行くよ。』


閻魔｢…人間にそこまで執着するとはなぁ……王よ。｣



泥梨｢…門の中に来たら殺してやる……｣

なんで……？

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