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《 Jungkook 》
遡ること３年前。俺たちがまだ大学生だった頃。
なんとなく選んだゼミで出会った風変わりな先輩、それがテヒョンさんだった。
「俺とジョングクが一緒にいたらマジで敵なしだよね」
「離れてください」
「嫌だ！せっかくの大学生活なんだから楽しみたいもん」
「俺を巻き込まないでくださいよ」
「ダーメ、年功序列ってやつ」
彼の女遊びは今に始まったことではなく、俺が出会った時にはすでに恋愛観がかなり壊れた人だった。
彼女が変わるたびに紹介してくるから初めのうちはその顔を覚えたりなんかもしたけれど、月一、ひどい時には週一で相手が変わるものだから途中から覚えるのをやめたほどだ。
そんな彼がある日おかしなことを言い始める。
「ねえ、ジョングガ。女の子に飽きられないためにはどうしたらいいと思う？」
「は？」
初めはふざけているのかと思った。
しかし、その顔はいつになく真剣で、不思議に思ったのを覚えている。
「その顔なら特に何もしなくたって飽きられないでしょ」
「そうじゃなくてさ、なんか今回の子は今までと違うんだよ」
「……」
どうせふざけてるだけ。
俺はテヒョンさんの相談を真に受けず、適当にアドバイスを返した。
「依存させればいいんじゃないですか？」
「依存？」
「その彼女さんにテヒョンには私がいなきゃダメだって思わせるんです」
もちろん深い意味なんてなかった。
しかし、テヒョンさんは俺のアドバイスを真に受けていた。
俺は正直テヒョンさんの恋愛が上手くいこうがいかまいがどうでもよかった。
だって所詮は他人事だし。
「いつかその彼女さん紹介してくださいね」
別に何もおかしくはなかった。
今までテヒョンさんは必ずと言っていいほど俺に歴代の彼女を紹介してきたから。
「あの子は嫌だ」
「え？」
だから彼の返事に驚いたのだ。
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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね！！！！！？テヒョン、、頑張れ！！ (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年6月30日 17時
