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《 Jungkook 》
出社時間はとっくのとうに過ぎているというのに、Aヌナが会社に姿を見せない。
寝坊だろうか？それとも体調不良？どちらにせよ、なんだか悪い予感がする。
頭の後ろで手を組んで悶々と考え込んでいると、突然ジンさんが俺の名前を呼んだ。
「ジョングク、ちょっといい？」
「はい」
「実はAが今日体調不良で仕事を休むらしいんだ」
「！」
やはり悪い予感が当たってしまった。
「だから、Aが進めている仕事をペアのお前に進めておいてほしいんだけど大丈夫そう？」
「それは問題ないですけど…Aヌ…じゃなくて、A先輩は大丈夫なんですか？」
「うーん…電話してきたのがAじゃなかったから詳しいことはよく分からない」
「え？先輩じゃなかったら、誰が…」
「男の声だったから多分彼氏じゃない？」
若いよねとジンさんは笑ったけれど、俺は少しも笑えなかった。
電話の相手はきっとテヒョンさんだ。
Aヌナが今この瞬間もテヒョンさんと一緒にいるのかと思うと、どうしようもない不安に襲われた。
しかし、まだ彼女の住所も連絡先も知らない俺にはどうすることもできない。
どうしたものかと頭を回転させながらデスクに戻ると、今度はユンギ先輩が俺を呼び止めた。
「ジョングク、ジミンがお前に用があるって」
「ジミン？」
聞き覚えのない名前に首を傾げると、ユンギ先輩も同じように首を傾げた。
「え？知り合いじゃないの？」
「いや、知りませんけど」
「ふーん…まあいいや、とにかく呼んでるから行ってやって」
タイミングが悪いなと心の中で悪態をつきながらしぶしぶオフィスを出る。
「君がジョングクくん？」
声をかけてきたのは、センター分けの華奢な男性だった。
「そうですけど…」
面識のないジミンさんに警戒心丸出しで応じると、ジミンさんはにっこりと笑って手を差し出した。
「はじめまして、パクジミンです」
「はじめまして…？」
おそるおそる彼の手を握り返すと、ジミンさんは優しいながらもどこか力強い声でこう言った。
「今日来たのは他でもない、Aのことで話があるからなんだ」
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のあ - とてもおもしろいです、続き待ってます！ (2019年9月11日 7時) (
レス) id: 87b0b31a0f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - すごく面白い展開になってて続きが楽しみです! これからも読ませていただきます!! (2019年7月25日 17時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - とてもお気に入りです!! 迷惑かもしれませんが続きお願いします! (2019年7月20日 19時) (レス) id: 73144b7ec3 (このIDを非表示/違反報告)
たまたま - 三角関係ぽい小説、今まであまり好きじゃなかったけど、このお話は凄く続きが気になります！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 21時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
のあ - 主人公ちゃん、自惚れちゃっていいんですよね！！！！！？テヒョン、、頑張れ！！ (2019年7月17日 8時) (レス) id: d2b1c04faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kasu
| 作成日時：2019年6月30日 17時
